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アプリ連携の「ルンバ」が7万円切りに!――これは“飼う”しかない
2017年11月2日 06:00
自分ひとりならホコリだらけでも大して構わないが、家族がいるとそうも言っていられない。何かしら対策を講じなければ、と思っていたところ、アイロボットジャパンからお掃除ロボット「Roomba(ルンバ)」の新機種が発売された。
これまでは、フラッグシップモデルとなる900シリーズ(価格は10万超え)でのみ対応していたスマホによるリモート操作が中下位機種の800シリーズや600シリーズでもできるという。
まずはアプリ「iRobot HOME」をインストールし、充電の済んだルンバ890と接続、設定していく。接続方法は簡単で、居住国選択後に表示される「ロボットを選択」画面でRoombaを選ぶ。次の画面で「新しいルンバの追加」を選ぶと追加方法が説明されるので、説明に従って操作していくだけで新しいルンバと接続できる。
iRobot HOMEアプリからできることは、室内の離れたところや外出先からのリモートでの清掃開始/中止だけでない。掃除の週間スケジュール設定や清掃結果の「パフォーマンスログ」の閲覧、また「お手入れ」画面ではダスト容器にどれぐらいゴミがたまったかやルンバ本体の状態なども確認できる。
特に便利なのは、お手入れ画面で必要なメンテナンスが何かを確認するだけでなく、そこから「使い方ガイド」を見られること。家電の取扱説明書の多くに「この説明書はいつでも見ることのできるように大切に保管してください」と記載されているが、大切にしすぎてどこにいってしまったのかわからなくなることがある。
それを探さなくとも、手元のアプリでどのようにメンテナンスすればよいのかを知ることができるのだ。また、必要な付属品や部品の入手先がアプリから確認できるのもいい。
アプリ連動で愛着が増す仕組みとは
実は、アプリ非対応のルンバでも、時刻合わせしておくことで掃除の週間スケジュール設定(タイマー予約)が可能だし、ダスト容器の状態は本体をひっくり返してみれば確認できる。とはいえ、アプリに対応していないとできないことがある。それは、ルンバに名前をつけることだ。
「掃除機に名前!?」と思われるかもしれないが、ルンバは通常の掃除機と異なり、ペットのような感覚。「買う」ではなく「飼う」と表現する人も多く、以前のWi-Fi・アプリ非対応のモデルであっても、独自の名前で呼んでいる購入者がいたぐらいだ。もちろん、名前があってもなくても掃除の性能に違いが出るわけではないのだが。
その登場時からWi-Fiやスマホアプリに対応していた「ルンバ980」と890との大きな違いは、自分の位置を確認するカメラを搭載しているかどうか。もちろん、890でも数十のセンサーを備え、掃除した箇所のゴミだけでなく情報も収集しながら、くまなく移動するのだが、カメラの有る980ではかなり効率よく部屋を移動しながら掃除する。
また、iRobot HOMEアプリでできることにも違いがある。例えば、980では掃除完了後にどこをどう掃除したかのわかる「Clean Mapレポート」や掃除した総面積を確認可能なのだが、接続したルンバが890だとそれができない。どこを重点的に掃除するか、ひと部屋への往来回数を設定する画面も省かれる。
とはいえ、基本的にできることには大差なく、週間スケジュールで自動的に掃除がはじまるのは愉快だし、それに合わせて床からモノがなくなる(ルンバに合わせてモノを片付けた状態になる)のも快適だ。掃除の仕方が足りないと感じれば、自分がどこにいようと、気づいたときに掃除をスタートできる。床が散らかっていても安心だ。なぜなら、ケーブルやレジ袋がルンバに絡まってエラーが出ても「ルンバが助けを求めています」とスマートフォンに通知が来るのだから。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
---|---|---|
ルンバ890 | アイロボットジャパン(iRobot) | 6万7769円 |