本日の一品
くるくるキーボード with スピーカー!
2017年6月15日 06:00
先日ご紹介した、くるくると巻きすのように収納するキーボード「Rolly keyboard」を覚えておいでだろうか。くるくる巻きつけて棒状に折り畳むという、画期的なアイデアのBluetooth接続のモバイルキーボードで、第1世代(※関連記事)、第2世代と、立て続けにリリースされたのは記憶に新しい。そして画期的なアイデアが市場に登場されると、すぐにフォロワーが生まれるのがIT業界の常。上海問屋から発売された新商品は、ただのフォロワーにとどまらないユニークな価値を付加してきている。さっそく購入したのでご紹介したい。
「Bluetooth接続 スピーカーごとクルクル巻けるキーボード」というストレートなネーミングのこの商品。商品名にある通り、キーボードにスピーカーを追加することで先行品と差別化を図っている。キーボード自体の構造は先行のRolly keyboardと同じく、5段のキーそれぞれごとに溝が切られており、巻きすのように折りたためるようになっている。折りたたむときの軸部分にBluetooth接続のスピーカーを付与するというのがこの製品のアイデアだ。
スピーカーは正面に2個、左右に2個の計4個を搭載しており、小型ながら思いのほか高音質だ。マイクもついており音声通話にも対応している。通話テストをしてみたところ、小声で話しても会話できて通話に関しても性能は申し分ない。Bluetoothスピーカーとしても、かなり満足度が高い。そして驚くことに、このスピーカーとキーボードは分離できる作りになっている。物理的に分離できるのはもちろん、それぞれ単独でスマホやタブレット、パソコンなどと接続する仕組みなので、たとえばスピーカーはスマホにつないで音楽を聞きつつ、キーボードはパソコンにつないで作業する、といった柔軟な使い方ができる。
キーボード自体は、先行品と同じく、ぺらぺらの打鍵感だ。打鍵感は構造上やむを得ないので割り切るしかないが、キー配置はクセがなく、慣れるまでにはさほど時間がかからない。モバイル端末向け各種ショートカットキーも備えるなど、Bluetoothキーボードとしては無難な作りと言える。
スピーカーは連続で約6時間、キーボードは約18時間の使用が可能とされている。重量は約300gと軽量、かつ折りたためば長さ約29cmのスティック状になるため、出張などで重宝しそうだ。英語配列ということもあり、キーボードには慣れが必要なものの、柔軟な使い方ができるこの製品。見た目ほどのイロモノ感はなく、ビジネス・プライベートで色々と役立ってくれそうだ。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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Bluetooth接続 スピーカーごとクルクル巻けるキーボード | 上海問屋(ドスパラ) | 4999円(税込) |