本日の一品

くるくるキーボード with スピーカー!

上海問屋「Bluetooth接続 スピーカーごとクルクル巻けるキーボード」

 先日ご紹介した、くるくると巻きすのように収納するキーボード「Rolly keyboard」を覚えておいでだろうか。くるくる巻きつけて棒状に折り畳むという、画期的なアイデアのBluetooth接続のモバイルキーボードで、第1世代(※関連記事)第2世代と、立て続けにリリースされたのは記憶に新しい。そして画期的なアイデアが市場に登場されると、すぐにフォロワーが生まれるのがIT業界の常。上海問屋から発売された新商品は、ただのフォロワーにとどまらないユニークな価値を付加してきている。さっそく購入したのでご紹介したい。

 「Bluetooth接続 スピーカーごとクルクル巻けるキーボード」というストレートなネーミングのこの商品。商品名にある通り、キーボードにスピーカーを追加することで先行品と差別化を図っている。キーボード自体の構造は先行のRolly keyboardと同じく、5段のキーそれぞれごとに溝が切られており、巻きすのように折りたためるようになっている。折りたたむときの軸部分にBluetooth接続のスピーカーを付与するというのがこの製品のアイデアだ。

スピーカーを軸にして、くるくる巻きつけて収納
全部巻き終えると、筒状になる

 スピーカーは正面に2個、左右に2個の計4個を搭載しており、小型ながら思いのほか高音質だ。マイクもついており音声通話にも対応している。通話テストをしてみたところ、小声で話しても会話できて通話に関しても性能は申し分ない。Bluetoothスピーカーとしても、かなり満足度が高い。そして驚くことに、このスピーカーとキーボードは分離できる作りになっている。物理的に分離できるのはもちろん、それぞれ単独でスマホやタブレット、パソコンなどと接続する仕組みなので、たとえばスピーカーはスマホにつないで音楽を聞きつつ、キーボードはパソコンにつないで作業する、といった柔軟な使い方ができる。

 キーボード自体は、先行品と同じく、ぺらぺらの打鍵感だ。打鍵感は構造上やむを得ないので割り切るしかないが、キー配置はクセがなく、慣れるまでにはさほど時間がかからない。モバイル端末向け各種ショートカットキーも備えるなど、Bluetoothキーボードとしては無難な作りと言える。

 スピーカーは連続で約6時間、キーボードは約18時間の使用が可能とされている。重量は約300gと軽量、かつ折りたためば長さ約29cmのスティック状になるため、出張などで重宝しそうだ。英語配列ということもあり、キーボードには慣れが必要なものの、柔軟な使い方ができるこの製品。見た目ほどのイロモノ感はなく、ビジネス・プライベートで色々と役立ってくれそうだ。

LGの「Rolly keyboard」第1世代/第2世代と比較。全体サイズは一回り大きい
キーボードとスピーカーは分離する。それぞれの機器ごとにペアリングを行う
製品名販売元購入価格
Bluetooth接続 スピーカーごとクルクル巻けるキーボード上海問屋(ドスパラ)4999円(税込)