本日の一品

軽量モバイルキーボードの新星「Bookey Pocket」

iPhone 6とほぼ同サイズのモバイルキーボード「Bookey Pocket」

 筆者には、ちょっと変わったモバイルキーボードがあるとすぐ購入してしまう癖がある。今回ご紹介する「Bookey Pocket」は、とにかくコンパクト。折り畳むとiPhone 6とほぼ同等の大きさである。

 ただ、コンパクトにするとどこかにしわ寄せがくるのがモバイルキーボードの常。(そして、そういうしわ寄せが筆者の大好物だ)さっそくレビューしよう。

コンパクトながら、無理のないキー配置。iOS専用のため、英字配列となっている

 「Bookey Pocket」は、日本トラストテクノロジーが販売するモバイルキーボード。Bluetooh接続でiPhone/iPadと接続して使用する。内蔵バッテリーで駆動し、満充電で最大60時間駆動するとしている。iOS端末専用のため、配置やキートップの表記は英語キーボードがベースになっている。

 特徴はとにかくコンパクトなところ。折り畳むと横幅が約13cmと、iPhone 6と比べて同程度の大きさ。薄さもiPhoneよりやや厚い程度で、重さ134gと軽量で持ち運びが苦にならない。

側面に電源スイッチと充電口、ペアリングスイッチがある
スタンドは内蔵せず、別添となっている

 スマホやタブレットを立てかけるためのスタンドが独立した形で付属する。無理にスタンドを内蔵させず、本体の小ささというメリットをスポイルしないための割り切った作りだ。一緒に持ち出し忘れてしまう可能性もあるが、逆を返せば他のモバイルキーボードでも使えるということでもある。

実際にiPhoneをたてかけてみる。本体もスタンドもかなりコンパクト

 縦7.8cmの中に4列のキーを配置していながら、主要なキーは1.5cmと大きく、打鍵感は非常に良好。横幅も適宜確保されているためホームポジションでのタイプに違和感はない。

 一方、狭い範囲にキーを配置するため、強引にキーアサインされた部分も多数みられる。いわゆる「変態」配列だが、これが思いのほか使いやすい。というのも、Fnキーと同時押しで入力するよう設定された記号類が、左右のFnキーと色分けで入力しやすくなっているからだ。

 多用する数字キーは左下の青いFnキーとの同時押し、その他記号類は、右下にある緑色のFnと同時押しと、これが単純ながらも効果的で、なぜ今までなかったのだろうという画期的なアイデアである。

 変態性を求めて購入したが、驚くほど入力しやすかったのはうれしい誤算だった。軽量コンパクト、値段も手頃なので、実用的なiOS向けモバイルキーボードをお探しなら、ぜひおすすめしたい一品だ。

製品名販売元購入価格
Bookey Pocket日本トラストテクノロジー4980円