てっぱんアプリ!

「ふるさと納税」は2021年分の申込は12月31日まで! スマホ決済もできる!

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: さとふる
開発者: Satofull Co., Ltd.
価格: 無料
対応OS: iOS 11.0 以降、Android 5.0 以上
カテゴリ: ライフ

 住民票登録していない自治体に寄付することで、住民税や所得税の一部または全部に近い額を控除でき、しかも地域の特産品などを返礼品として受け取れる「ふるさと納税」。その2021年分の申し込みの締め切りは、12月31日までとなっている。今やアプリを使って寄付の手続ができ、スマホ決済も可能。手軽さが増しているふるさと納税を、2021年の最終日までにささっと終わらせてしまってはいかが?

簡単にふるさと納税ができる「さとふる」

ECサイト感覚で寄付したい地域、受け取りたい返礼品を選べる

 今回は、初めてふるさと納税にチャレンジする人でも簡単に手続きできるアプリ「さとふる」を例に、どんな手順で寄付・返礼品申込ができるのか紹介しよう。

 「さとふる」では、返礼品の商品種別や地域から検索したり、他のユーザーが申し込んでいる返礼品の人気ランキングなどから寄付先の地域・返礼品を見つけたりできる。すでに返礼品を受け取っているユーザーの口コミや評価も確認できるので、それらを参考に寄付したい地域を決めるのもOKだ。

 返礼品の申込の手続は、ECサイトで商品購入する手順とほとんど同じ。返礼品をカートに入れて、決済手続をするだけ。支払いにはクレジットカードのほか、PayPay、コンビニ支払い、ネットバンキング・銀行ATMなどで利用できるPay-easyに加え、携帯各社のキャリア決済も利用可能となっている。ただし、複数地域の返礼品申込を同時に行なう場合はクレジットカードのみ対応する。

返礼品は食品が多めだが、家電やスマートフォン関連のグッズも見つかる

申請期限に注意。今申し込むなら確定申告による方法が無難かも

 返礼品を申し込むときの決済時に留意しておきたいことが1つある。それは、ふるさと納税分の税額控除にかかわる申請をどのように行なうか、決済時に決めなければならないことだ。

 従来の申請方法は確定申告のみだったが、2021年からはより少ない手間で申請できる「ワンストップ特例制度」を選ぶこともできるようになった。後者の特例制度を利用する場合は、決済時にワンストップ特例制度の申請を「希望する」として申し込もう。

 ただしワンストップ特例制度では、後日、申請書類を寄付先の自治体に送付しなければならず、その到着期限が2021年1月10日までであることに注意。年始に送付しても申請書の到着が間に合わない可能性もあるので、余裕をもって手続したいなら従来の確定申告による方法を選んだ方が良さそうだ(同制度は、住宅ローン控除の初年度など、他に確定申告が必要な状況下にある場合も利用できない)。

 「さとふる」では、返礼品の申込後、確定申告による申込、あるいはワンストップ特例制度による申込をそれぞれ別個に一覧して、証明書の発行や手続状況の確認ができる機能もある。2021年分は間に合わなかったとしても、2022年以降のふるさと納税のときに、これらの便利な機能を活用してみてほしい。

寄付したい地域、欲しい返礼品を見つけたらカートへ
複数地域の返礼品を一度に申し込むときはクレジットカード決済で。個別に申し込むならスマホ決済も利用できる
「ワンストップ特例制度」を利用する場合は「希望する」を選択しよう
寄付金の使い道を指定することも可能。その地域ならではの選択肢が用意されている
アプリ上で申込状況を確認でき、申請に必要な証明書も取得できる
「さとふる」では2022年1月中旬以降、1年間分の寄付をまとめた証明書を郵送で発行してもらえる