てっぱんアプリ!
Wordにも対応するOCRアプリ「Office Lens」で、書類は全部テキストに!
2017年9月1日 06:00
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
アプリ名: Office Lens
開発者: Microsoft Corporation
価格: 無料
対応OS: iOS 9.0 以降、Android 4.4 以上
カテゴリ: 仕事
ダウンロード: iOS Android
カメラ撮影した文書を、OCR機能でデジタルデータ化できるマイクロソフト製アプリ「Office Lens」。以前本コーナーで紹介したときは、正式版としてリリースされているのがiOS版のみだったが、現在ではAndroid版が正式リリースされ、認識精度の面でも強化されている。
撮影するだけで画像化&テキスト化
「Office Lens」は、OCR機能を備えたスキャナーアプリ。紙の文書やホワイトボードを撮影すると自動で台形補正が施され、きれいな長方形のデジタルデータとして保存できる。OCR機能により活字や手書き文字を認識し、テキストデータとして保持できる点も特徴だ。
出力できるファイル形式はOneNote、Word、PowerPoint、PDFなど。どれか1つ、または複数の出力形式を選択して一気に保存できる。端末のローカルファイルとしてだけでなく、クラウドストレージの「OneDrive」にも直接保存可能だ。
編集可能なWord形式と、検索可能なOneNote/PDF形式で保存可能
Android版では、カメラ撮影時に端末の性能に応じて解像度を選択できるようになっている。そのため、より高い解像度に設定することでOCRの認識精度を高められる。Word形式で出力した場合は文書内のテキストと画像を認識し、それぞれ元の文書に近いレイアウトで再現され、編集しやすい。
OneNoteとPDFでは、データの見た目は撮影した画像そのままだが、キーワード検索できるように、内部にテキストが保持される形になっている。テキスト編集して文書を再利用したい場合は、Word形式で資料として保存しておき、後で参照する可能性がある場合は、検索も可能なOneNoteやPDFの形式で保存しておくのが良いだろう。
なお、PowerPoint形式では文書の内容によっては重いベクトルデータになってしまうことがある。そのため、PowerPoint形式については、図版がメインの文書や、シンプルな手書き書類をデータ化する時に利用するのがおすすめだ。