てっぱんアプリ!

登録済名刺の情報を電話帳へ一括登録。電話も便利になる名刺アプリ「Eight」

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

◇   ◇   ◇

アプリ名: Eight
開発者: Sansan, Inc.
価格: 無料(プレミアム登録は月額400円)
対応OS: iOS 9.0 以降、Android 4.0.3 以上
カテゴリ: 仕事
ダウンロード: iOS Android

 出会った人と名刺交換した後、名刺管理アプリに登録することはあっても、連絡先を電話帳にまで登録する人は少ないだろう。しかし、手間はかかっても電話帳に登録しておけば、電話をかける時にも、相手から電話がかかってきたときにも便利なはず。そこで活用したいのが、「Eight」で新たに追加された電話帳連携機能だ。

管理している名刺の内容を端末標準の電話帳アプリに登録できる「Eight」

プレミアム登録で電話帳との連携が可能に

 「Eight」は、クラウド型の名刺管理アプリ。交換した名刺をスマートフォンのカメラで撮影し、サーバーに送信するだけで、名刺に書かれた情報をデータ化して管理できる。

 8月にアプリがアップデートし、「連絡先アプリ連携機能」を搭載した。Eightに登録済みの名刺の情報を一括で端末標準の電話帳アプリに登録でき、すばやく電話をかけられるだけでなく、相手からかかってきた電話を名前や会社名で区別しやすくなる。

 連絡先アプリ連携機能の利用には「プレミアム登録」が必要。月額か年額(Androidは月400円/年4000円、iOSは月480円/年4800円)のどちらかを選んで登録しよう。現在登録している名刺の情報を電話帳に登録するだけなら毎月継続的に料金を支払う必要はないが、今後新たに登録する名刺を簡単に電話帳に登録したいなら年間契約するのも良いだろう。

プレミアム登録すると「連絡先アプリ連携機能」を利用可能になる

大量の情報をあっという間に電話帳登録。高機能な電話帳と組み合わせたい

 電話帳との連携は設定画面にある「連絡先連携」から簡単に行える。この設定を「有効」に切り替えるとすぐに連絡先のエクスポートが始まり、電話帳に名前や会社名、電話番号、メールアドレス、住所などが登録される。試してみた限りでは、5分ほどかかって500件ほどのエクスポートが完了した。新しい名刺の登録後は、随時自動でエクスポートされる。

設定画面の「連絡先連携」から連携を行なえる
「連絡先との連携」を有効にする

 電話帳に登録される情報は、「Eight アカウントの連絡先」として、手動で登録する情報とは異なる読み取り専用のデータとなる。既存の登録済み連絡先と同じ名前の登録がある場合は、その情報に追加する形で登録される。大量の名刺の情報を容易にエクスポートして、電話帳から検索できるのは確かに便利だ。

有効にするとエクスポートが開始
登録された連絡先の情報
直接編集不可能な読み取り専用データとして登録される

 一方、フリガナは登録されない(情報がない)ため、漢字の名前となる多くの日本人の情報は、電話帳アプリによってはソートしにくい場合があることに注意が必要。ソートしやすい高機能な電話帳アプリを活用するか、「Eight アカウントの連絡先」とは別に、追加でフリガナなどの情報を登録して工夫すると良いかもしれない。

フリガナがないため、電話帳アプリによっては漢字の名前は一覧上でソートしにくい場合がある。フリガナを別途追加するか、電話帳アプリのタグ機能やグループ機能を活用するなど工夫すると良さそうだ