スタパ齋藤の「スタパブログ」

 最近使ってみて「なかなかイイ♪」と思ったのが、カモ井加工紙の「mt foto」。撮影現場向けのマスキングテープだ。

 ……いやマスキングテープっていうより「パーマセル」ですな。パーマセルは製品名で、撮影現場向けの汎用紙テープ。最近では「シュアテープ」という製品名になっているが、「撮影現場でアレコレ便利に使えるテープ」の代表格である。

 パーマセルの特徴は、紙テープなので手でちぎれることと、貼って剥がせること。それから紙テープのわりには強度があるので、小物の固定なんかにも使えることあたり。

 で、前述の「mt foto」は、このパーマセルの対抗馬として発売された和製テープ。ホワイト/ブラック/グレーの3色があり、それぞれの色に25mm/38mm/50mmの幅があって、計9種類ある。以前から興味があったので試しに買ってみた。

 そしたらなかなかイイ感じ。パーマセルほどは粘着力も紙自体の強度もないので、用途によっては「力不足」という印象になるかもしれない。が、一方では「ちぎりやすい」「貼り剥がししやすい」という使用感があり、場合によっては「mt foto」の方が扱いやすいかも。

 それと「mt foto」のグレーは、ホワイトバランスの基準となるニュートラルなグレーらしい。「18%グレー」のような正確さがあるかどうかわからないが、被写体の中に「mt foto」のグレーをちょっと貼っておくと、後からの色合わせやレタッチをわりと容易に行えるようになる。

 値段的にもパーマセルよりちょっと安めかも。扱いやすいし、グレーもちょっと便利だし、撮影をよく行う人にはけっこーオススメな感じ。

カモ井加工紙の「mt foto」。同社のマスキングテープ「mt」シリーズの撮影現場向けマスキングテープですな。白/黒/グレー×幅3種類がある
こちらはカモ井加工紙の「mt」シリーズマスキングテープ。マスキングテープってよりは、クラフト系ホビーのためのカラフルな紙テープですな
ニャスキングテープってニャにかしら? 貼るらしい。うかちゃんは貼られると動けません。ぼくも貼られると動けません。ニャ。ニャ。的な

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。