NECの水冷・AVパソコン

2007年11月14日 11:00

NECのVALUESTAR W。最新の水冷システム──CPU等を水冷するにの加え、HDDも水冷となっている。以前の水冷モデルと比べると、HDDからの騒音・振動が抑えられているので、ヤケに静かという印象だ。

 NECの水冷パソコンを一瞬お借りしてみた。あ。現在も旧型(生産完了品)の水冷マシンをメインマシンとして使用中なのだが、借りたのは最新型のVALUESTAR Wである。

 拙者的結論から言えば、この新しい水冷マシン、ヒジョーに羨ましい存在である。まず静音性に関してだが、拙者が使用中の旧モデルと比べても、さらに静かな気がする。つーか、部屋の換気扇とか、あるいはエアコン使ってたら、VALUESTAR Wからの排気音等騒音はほぼ聞こえないというレベルだ。

 VALUESTAR Wには新しい水冷システムが搭載されているが、拙者的に羨ましいポイントとなっているのが“HDDも水冷”しちゃう機構。HDDを専用の水冷ジャケットみたいなので包んでしまっているので、まずはHDDもしっかり冷やしてくれる=熱によるHDD劣化やトラブルの可能性を下げられるということだ。

 加えて、HDDが出す騒音や振動もヒジョーに少ない。てか、HDDアクセス音とかほぼ聞こえない。VALUESTAR Wのシャーシに耳を当てれば……かすかに聞こえる、という静かさである。

 他、地デジ対応とかblu-ray対応とかキーボードもマウスもリモコンもワイヤレスでスッキリと使えることとか、いろいろな点で買いたくなりがちなパソコンであった。てゅーか、パーソナルユースの地デジ対応テレビ・ビデオ&パソコンとして、案外手を出しやすい価格でありつつハイパフォーマンスだったりもするので、ん~、やっぱりポチりたい気持ちが残っている。

 でも、NECの水冷マシン健在ナリってあたりがいちばん嬉しかったですな。こういう機種が出ていれば、いずれ、ディスプレイ一体型でない=マニアックに拡張できたりもする水冷デスクトップマシンも出てくるのでは、とか勝手に予想したりして。

 ともかく、新しい水冷システムを搭載したVALUESTAR W、マジで本格的に超静音(人によっては無音と感じるかも!?)なので、パソコンが出す騒音にイラッとかムカッとかしている人は、一度このVALUESTAR Wの実機に触れてみて欲しい。

ホームユースとして使いやすい機能・ギミックも多い。例えば液晶表示を一時的に消灯させるためのボタンがあったり、本体下にキーボードを収納できたり。AVパソコンとして扱いやすいですな。液晶ディスプレイ一体型のマシンだが、意外なほど薄型。奥行きは25センチ程度しかないので、実質、ノートパソコンよりも(前後方向には)場所を取らないというイメージ。22~24型の液晶ディスプレイ(←台座がけっこーデカいんですよね)を置けるスペースがあれば設置できますな。