パワレポ2月号とパワレポ系ムック
インプレスのDOS/V POWER REPORTと、同じくインプレスのWindows Vista パソコン自作スーパーブックがオモシロかった。
Windows Vista パソコン自作スーパーブックは、書名から「Vista向けPC自作指南書!?」と思われる。が、俺が見たところでは、Windows Vistaを非常にわかりやすく解説した“Vista入門書”というイメージだ。
DOS/V POWER REPORTに関しては、2007年2月号だが、こちらはVistaマシンによさげなパーツを“PCパーツ2007 100選”としてザーッと紹介しまくっている。
で、結論から言うと、Windows Vista パソコン自作スーパーブックを読んで、DOS/V POWER REPORT 2007年2月号を読むと、んーむ最強に強まったVistaマシンを自作したいカモ!! とか思う。
一昔前のパワレポやパワレポ特別編集系ムックは、フツーの人にとってはちょっと難しくて堅い内容だった。良かったんですけどね。ただ、アウトラインを掴みつつ短時間で実行に移したい、という読者にとっては……どうだったんだろう? ともあれ、最近のパワレポや特別編集ムックについては、PC系物欲をソソられつつ、最新の技術動向も得られるというあたりで、(俺のスタンスとしては)非常に読みやすいと感じられる。
たぶん、自作慣れしている人には、DOS/V POWER REPORT 2007年2月号のパーツ紹介一覧はそーんなに大きな参考にはならないかもしれない。Vistaを見据えつつ自作にも慣れているという人には、Windows Vista パソコン自作スーパーブックも、そうかもしんない。
が、Vistaって、要はどういうコトなの? という人には、Windows Vista パソコン自作スーパーブックはイイ感じ。ある程度自作に興味がありつつVistaにも興味アリという人には、かなりイイ一冊だと思う。で、これ読んで、じゃあ新たに自作してor自分のPCをグレードアップしてVista使ってみたい~、という人には、DOS/V POWER REPORT 2007年2月号の最新パーツ特集が有り難い存在になると思う。
いやね、VistaってXPから変わったりした機能が多いんですよ。また、どの機能もかなり良くできている。けど、トピックや機能が多いだけに、ネットで調べるのはけっこータイヘン。また、ネットでVistaを調べて、自分でもVistaしてみたい、となった時、さて、どういうパーツが……てなコトを調べるのもタイヘンですな。そういう意味で、上記2冊に価値を感じる人がけっこー居そうな気がするのだ。
DOS/V POWER REPORT 2007年2月号。PCパーツ特集がちょいと便利。ていうか現在もなお“DOS/V”であるあたり男らしいが、その意味・ニュアンスを知る人はどのくらいいるのだろう? | Windows Vista パソコン自作スーパーブック。Vista対応自作PCの情報も多いが、それ以上に「Vistaって何?」という疑問を氷解させる記述が多くてナイス。 |