スタパ齋藤のApple野郎

ベルキンの「BoostCharge Pro」を購入したゼ! Apple Watchも充電できるモバイルバッテリー!!!

 久々にちょっと遠出……と思ったら、あらまApple Watchの電池残量が僅少! 本日後半はバッテリーが保たないかもしれない〜。

 だがしかし!!! こういう場合はコレだゼぇ〜!!! ベルキン(belkin)の「Apple Watch+iPhone用Valet Charger Power Pack 6700mAh」だッ!!!

ベルキン「Apple Watch + iPhone用Valet Charger Power Pack 6700mAh」はモバイルバッテリーであり、かつ、Apple Watch充電器も内蔵するという製品。USB-A出力で各種デバイスを充電しつつ、同時にApple Watchも充電できる。現在は生産完了と思われるが、まだ流通品が少しあるようだ。
サイズは約121×42×24mmで重さは約180g。バッテリー容量は6700mAhだが、手のひらサイズのモバイルバッテリーって感じ。
白いパッドにApple Watchを乗せると充電できる。

 これがあれば、移動中とかでもApple Watchを充電できる。白いパッドにApple Watchを乗せると軽くマグネット吸着されるので、たとえばApple Watchを充電している状態でクルマのトレイなどに置いておけば、Apple Watchがバッテリーに吸着されたまま充電が継続される。

 まあ振動によって外れることもあるのだが。外れる場合は輪ゴムで止めているのだが。ハイテクなデバイスを輪ゴム止めってのが、なんか侘しい感じがするのだが。

 しかしまあコレ長いこと使っている。この製品を紹介している前出のリンク先の記事は2016年のもの。もう8年も使っている。まあたまに使う程度ではあるが。

 そういう古い製品なので、仕様も古い。出力ポートはUSB−Aだし、充電ポートはmicroUSBだ。

給電用のポートはUSB-Aで、このバッテリーを充電するためのポートはmicroUSB。

 microUSBとかUSB-Aとか、ウチではどんどん絶滅危惧種になっているヤツ! いや危惧はしていないが。

 ともかく、これが全部USB-Cになったら、このバッテリーのために持ち歩くケーブルも減らせてみんなUSB-Cケーブルになるんだけどなぁ……。ってもしかして、このバッテリーのUSB-Cバージョンとかあんの?

 なんですと!!! あるんですと!!!

 上記バッテリーの後継機種と思われる製品は「BoostCharge Pro」というらしい。ていうかスグ買うしポチッ♪

ベルキン「BoostCharge Pro」。Amazonで1万3091円だった。

 調べてみたら、コレ、2023年6月9日11時00分に発売されたらしい。去年なのかっ!!!

 なんか俺は「Apple Watchはコレ」っていつものバッテリーで満足していた。

 だってテッパン的に便利な存在なんだも〜ん。そういう状態だと後継機種登場に疎くなっちゃうのかも。やや反省。

容量UP、iPhoneとApple Watchを同時に急速充電可能!

 購入したベルキン「BoostCharge Pro」は、前出のバッテリーよりも容量がアップして10000mAhとなり、充電・給電用ポートはUSB-Cポートひとつにまとまってスッキリした感じに。

新型と旧型を並べた様子。サイズは約135×55×28mmで重さは240g。前の機種のサイズが約121×42×24mmで質量は約180gなので、新型は一回り大きく重くなった。
ポートはUSB-C×1のみになった。出力は一般機器に対して最大20W(PD)で、Apple Watch Ultra/S8/S7に対しては最大7.5W。急速充電ができるというわけだ。

 旧型ユーザーとして嬉しい点もいくつかあった。ひとつは外装が上質シリコーン外装で覆われていること。

 ちょっとだけ「こういう素材って“ブリーディング現象”により表面がベタベタしてこないかな?」と危惧したものの、それ以上にバッグに気軽に入れられる。

 前の機種もコンパクトなのでバッグにハダカで入れていたが、銀色の部分がアルミ素材なので、バッグ内にあるほかのデバイスに傷付けないかと心配していた。まあうまいこと傷付きやすそうなデバイスとバッテリーを遠ざけていたが。

 だが新型はほかのデバイスを傷付けにくい外装。ていうかたぶん傷付けることがない。バッテリー自体もほかのデバイスも傷付きとかの心配がないので、よりラクに持ち歩けて便利だ。

新型は外側が上質シリコーンで覆われているとのこと。硬い部分がほぼないので、バッテリーがほかのデバイスを傷付けることはまずない。バッテリー自体も傷付いたりしない。旧型は銀色の部分がアルミなので、傷付きに注意して扱う必要があった。

 一方で新型において「えーっコレ、プチ改悪?」と思ったのが、自立しないこと。まあ自立しなくても大した問題ではないのだが、自立すると立てて保管しやすいので場所を取らない。

 また、自立した状態で使えば、出張先の狭いテーブルの上でもApple WatchやUSB充電対応を充電でき、ほんのちょっと便利だったのだ。

 と思ったが、新型でもポート側を下にすれば若干不安定ながらも自立する。この場合Apple Watch充電のみ行えるが、まあまあ便利である。

旧型は自立し、自立した状態でもApple WatchやほかのUSB充電対応デバイスを同時に充電できる。
新型はポート側を下にすると不安定だが自立する。自立した状態でApple Watchのみを充電できる。

 新型は容量アップしつつそこそこ携帯性が高い。デバイスの充電回数は、Apple Watch S7/S8なら14回、iPhone 14を2回充電可能となっている。

あっ! ニャっ! これなら移動中でもApple Watchをしっかり充電できる!

 この新型バッテリーを使い始めて「あっ! ニャっ! コレは!」と思った点がある。イイ意味で驚いた点だ。

 それは、バッテリーのApple Watch充電パッド部に、Apple Watchをバンドで巻き付けて固定できる点。

 前の機種でもバンドによっては固定できたかもしれないが、俺が愛用している伸縮・面ファスナー固定のファブリックバンドだとそれができなかった。

 しかし新型は少し太くなったのでそれができる。また、そうすると、Apple Watchをしっかりとバッテリーに固定でき、移動中でもApple Watchが外れることがなく、充電を続けられる。

いつも使っている(伸縮・面ファスナー固定のファブリックの)バンドを装着したApple Watchだと、新型バッテリーに対して固定的に巻き付けられる。
しっかり巻き付き、バンドとバッテリー表面シリコーンの摩擦もあり、逆さにしても落ちない。これなら移動中にApple Watchをバッグ内で充電ということも現実的だ。
巻き付け固定が可能かどうかは、要するにバンドをどのくらいまで締められるかに関わってくる。いっぱいに締めたとき、バンド内側が狭ければ巻き付け固定できる可能性が高い。

 コレなんですよ! コレをやりたかったんですよ! でも前のバッテリーでもやっていた。やっていたが、みすぼらしかったのだ。

前のバッテリーでは、このようにApple Watchをゴムバンドでバッテリーに固定していた。固定がちょっとメンドクサイのであり、それ以上になんかみすぼらしくて物悲しい。

 いやー全体的にイイですわ〜この新型バッテリー。モバイルバッテリーでありかつApple Watchの充電にも対応している製品を探しているなら、このベルキン「BoostCharge Pro」をチェックしてみてほしい!

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。