スタパ齋藤のApple野郎

iPhoneでPixelを充電っ!!! 「まさかの電池切れ」から逃れられるかも?

 ふと気付いた。「あれぇ〜手持ちの主なスマートデバイス、ほぼ全部の組合せでデバイス間のアレができるかも」と。手持ちのスマートデバイスは、AppleデバイスがiPhone 15 Pro Max、12.9 iPad Pro (第6世代)、iPad mini 6。AndroidデバイスがGoogle Pixel 8 Pro。

主に使っているデバイスがiPhone 15 Pro Max、Google Pixel 8 Pro、12.9 iPad Pro (第6世代)、iPad mini 6。ほかにも時々使うデバイスはあるが、メインはこの4端末だ。

 そして「デバイス間のアレ」とは、デバイスからデバイスへの充電。スマートデバイスをモバイルバッテリー的に使い、スマートデバイスが蓄えていた電気をほかのデバイスへと分け合うことができるのだ。

 ただ、この機能、あまり普及しておらず知られてもいない気がする。たぶんそれは「モバイルバッテリーなどを使ってデバイスを充電したほうがずっと速いから」だと思う。デバイス間充電は、充電方法としては「緊急用」という感じのマイナーな方法になっている感じ。

 ともあれ、デバイスをいろいろ組み合わせて充電してみよう。「こんなことができる」ということを知っていれば、もーしかしてAppleデバイスやGoogle Pixelスマートフォンなどで「ほかのデバイスを充電できて助かった!」ということにつながるかもしれないし。

iPhone 15シリーズでほかのデバイスを充電する

 iPhone 15シリーズには、ほかのデバイスを充電する機能がある。つまりiPhone 15シリーズはモバイルバッテリー的に機能し、そのUSB-Cポートを給電用USBポートとしても使える。なので、USB-CケーブルやUSB-C/Lightningケーブルを使えば、外部デバイスを充電できる(最大出力は小さいが)。この際、ケーブルの端子に変換コネクターを使うことも可能だ。

 使い方は簡単で、iPhone 15シリーズと充電したい機器をUSBケーブルでつなぐだけ。設定などは必要ない。

iPhone 15 Pro MaxとAirPods ProをUSB-C/Lightning接続。これだけでAirPods Proが充電される。同様に、Lightning端子タイプの外部機器も充電できる。
AirPods Pro側のLEDインジケーターが点灯して充電されていることがわかる。
iPhone 15 Pro MaxにUSB-C/USB-A変換コネクターを経由してApple Watch磁気充電ケーブルをつなぐ。ここにApple Watchを置くと……。
わーい充電された〜。AirPodsやApple Watchは蓄電容量が少ないので、iPhone 15 Pro Maxなどで充電しちゃうのも現実的だ。

 こんな感じでフツーに「iPhone 15シリーズをモバイルバッテリーと見立てて外部機器を充電」することができる。この機能はApple製品どうしのみ、ってわけではなく、USB充電できる機器ならほとんどOK(ただしUSB接続すると特殊なモードに入るデジタルカメラとかの場合は充電できないことも)。iPhone 15シリーズでGoogle Pixelスマートフォンを充電することも可能だ。

iPhone 15 Pro MaxとGoogle Pixel 8 ProをUSB接続。
Google Pixel 8 Proの電池マークが変わり、充電中であることが示された。……ちょっとiPhone 15 Pro Maxのダンナ、Google Pixel 8 Proのヤツにバッテリー吸われてますぜ! いんですかい? てゅーか、ほかのスマートフォンに対しても充電できるョ!

 てな感じでモバイルバッテリー化するiPhone 15シリーズ。外部機器充電に適したケーブルとともに携帯すると、外部機器の「まさかの電池切れ!」から逃れられるかもしれない。

Google Pixel 5~8 Pro(Google Pixel 6aと7aを除く)はQi給電できたりする

 Google Pixel 8 Proもモバイルバッテリー的に使えたりする。Google Pixelシリーズの「バッテリーシェア」という機能で、Pixel 5、Pixel 6、Pixel 7、Pixel 7 Pro、Pixel 8、Pixel 8 Proで使える(端末名末尾に「a」がつく機種では使えない)。

 少々設定が必要だが、Google Pixel 8 Proでなど外部デバイスのQi充電ができる。シャープAQUOSスマートフォンにも「チャージシェア」という同様の機能がある。

「設定」→「バッテリー」→「バッテリーシェア」で機能をオンにする。
Google Pixel 8 ProのQi充電機能部がQi充電器として機能するようになる。GマークのあたりがQi充電器。
AirPods Proを置いてみると、Qi充電が始まり、AirPods ProのLEDインジケーターが光り、充電されていることを示した。
iPhone 15 Pro Maxを置いてみると……。
iPhone 15 Pro Maxの表示が変わって充電中になった。MagSafe対応iPhoneはQi充電対応なのでこんなふうにも充電できる。

 こんな感じでPixel 5以降のGoogle Pixel(端末名末尾に「a」がつく機種を除く)は、Qi充電台として機能するのであった。Google Pixel端末とGoogle Pixel Budsを併用しているユーザーにはおなじみかもしれない。

USB-Cコネクター搭載のiPadは、容量的に頼りがいのあるモバイルバッテリーになる

 USB-Cポートを備えたiPadシリーズも、外部機器に給電できる。方法はiPhoneと同じ。ケーブル接続するだけで外部機器が充電される。

iPad mini 6とiPhone 15 Pro MaxをUSB接続。iPhone 15 Pro Maxが充電された。iPad mini 6とGoogle Pixel 8 ProをUSB接続すると、Google Pixel 8 Proが充電された。

 ほかにもイロイロな機器をiPadで充電可能。iPadをモバイルバッテリーと見立て、サードパーティー製の怪しいマルチ充電器を接続しても使えちゃったりする。

 ただしAppleは「Appleが製造していない製品に関する情報や、Appleが管理または検証していない個々のWebサイトについては、推奨や承認なしで提供されています。Appleは他社のWebサイトや製品の選択、性能、使用に関しては一切責任を負いません」と言っている。ので、他社製品への充電などは保証されず、このページに書いてあることについても同様、自己責任でネ! って感じだ。

 なお、検証してみたところ、12.9 iPad Pro (Gen6/M2)・iPad mini 6・iPhone 15 Pro Max間のUSB充電は、サイズが小さい(バッテリー容量も小さい)端末がより大きな端末に対して充電することはナイようである。iPad mini 6から12.9 iPad Pro (Gen6/M2)へ、あるいはiPhone 15 Pro MaxからiPad mini 6へは充電されなかった。

 ……以前とは仕様が変わったのかもしれないが、まあiPhoneからiPadへ充電なんてまずしないですな。でもさらに検証を続けると小さい端末から大きい端末へ充電されるかもしれニャい!

 ともあれ、USB−Cポートを備えたiPadを使っているなら、外部機器充電に適したケーブルとともに携帯するのがイイかも。iPhoneと比べたらバッテリー容量にかなり余裕があるので、モバイルバッテリーを携行しなくても「まさかの電池切れ!」をしっかり回避できると思う。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。