スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」
あっコレきっとイイはず!! と思ったiPad miniケース
(2014/5/26 06:00)
あっコレきっとイイはず!! と思ったiPad miniケース
つい最近、サンワサプライから発売された「iPad miniシステム手帳ケース 200-PDA145」。iPad mini用のケースで、A5サイズの手帳にリフィルとして収納できるという製品ですな。コレを見た瞬間「あっ!!」と思って音速で注文した俺なのであった。
最近の俺は、A5サイズの用紙をよく使う。ご存知のとおりプリンターやコピー機でよく使われるサイズがA4で、その半分がA5ですな。
A4サイズは資料などで配付されることが多いサイズだが、半分に折ればA5サイズになる。ので、A5サイズ用紙を使っていると後々資料やメモのまとまりがイイのだ。
また、iPad miniもだいたいA5サイズ。iPad miniをほとんど常時携帯している俺の場合、使う用紙をA5に決めておくと、用紙とiPad miniをひとまとめに持ち歩けてスッキリ♪ ちなみに、7インチタブレットもだいたいA5サイズだ。
最近はますますA5サイズ用紙の使用頻度が増えている。ので、利便性を考えて、A5サイズのルーズリーフを使い始めた。紙の端に穴が空いていて、それをリング式のバインダーに綴じて、ノートとして使うアレですな。
いやールーズリーフなんて使うの久々っす。でもやっぱり便利っすね~。ちょっと嵩張るけど、ページの入れ換え自在は実用的。1枚だけ取り出して書くこともできるし、「メモ帳忘れちゃった~」てな人に用紙を分けてあげるのも容易。なるほどね~便利っすね~。
とか今さらながらに思っているこのタイミングで、上記の「iPad miniシステム手帳ケース 200-PDA145」が発売。あっ、コレを使えばルーズリーフとiPad miniを合体させて使える!! コレきっとイイはず!! 便利かも楽しいかも♪ と思って光の速さで注文したのであった。あれ? 音の速さだっけか!?
ともあれ以降、「iPad miniシステム手帳ケース 200-PDA145」の使用感などを書いてみたい。が、先に結論的な印象を言ってしまえば、iPad miniとA5サイズのルーズリーフなどが無理のない融合を果たしてくれてナイス。活用にはユーザーがちょいと工夫すべき点もあるが、なかなか満足できているiPad miniケースなのであった。
A5手帳にiPad miniを着脱できるハード
まず「iPad miniシステム手帳ケース 200-PDA145」の機能などについてだが、基本的にはiPad mini用の背面を保護するハードケースで、ケースとマグネットで脱着可能なリング穴アダプターが付属している。
このリング穴アダプターはA5サイズのシステム手帳やルーズリーフ用バインダーに装着可能。つまりケース入りiPad miniを手帳と合体させたり分離させたりできますヨ、と。
また、ケース背面には手を通してiPad miniを保持できるシリコンバンドが付いている。ケース入りiPad miniを横向きに自立させるスタンドも付いている。ってイロイロ書いたが、写真を見れば一目瞭然っス。
なかなかよくデキてますな~。初見は「細かいギミックが多いなあ」みたいな感じで、もっと言えば「ギミックてんこ盛りで肝心の使用感は大したコトないのかも」的な印象を脊椎反射的に抱いたが、そんなこともなく、各ギミックはどれもまずまず実用的。バインダーとの合体感もイイ感じである。
ほかも全体的にコナレた作りっすね。たとえばiPad miniをケースに入れた状態でも、Lightningコネクタやスピーカー、カメラ、マイク、イヤホンジャックなどを塞がず、利用できる。ケースとiPad miniの着脱は、キツ過ぎず緩すぎず。ケース素材が少々厚めだが、これは各ギミックを搭載する関係で、強度的にしょうがないのかな、と思う。てな感じで、とくに文句はない。
ただ、少々の難点(!?)があり、使い始めはマグネットでの脱着に一手間かかりがちだったりする。たとえばスマートカバーをiPad miniに装着するときって、端末とカバーを近づければたいてい「カチッ」と一発で合体する。が、このケースは、そこまでスムーズには合体してくれない感じ。
ケースとマグネットを近づければ「カチッ」と吸着はするのだが、完全な接触~吸着となっていないことが多めなのだ。2つの接点のうちどちらかがズレていることが多く、そのままだと端末が外れてしまう心配が少し残る。ので、ケース背面とリング穴アダプターを見つつ吸着する接点を合わせてやるのが無難だろう。
まあ、ある程度慣れてくると接点を目視せずともどうにかシッカリと接点が吸着するようにはなる。のだが、慣れても、一発で「カチッ」と合体させられることは多くなく、「ガチャガチャやってたら何度目かで合体した」みたいな今一歩感がある。いやホントに細かいコトなんですけどね。
もうひとつ、自立させるときに使う、ケース側に貼り付けてある滑り止め×2個が、けっこー剥がれやすい。単に両面テープで貼ってあるだけの滑り止めなんですな。きっとしばらく使っていると紛失すると思われるので、代替の滑り止めを探す必要があるかもしれない。てゅーか、けっこー重要なパーツなので、もっと剥がれにくく改良して欲しいですな。
iPad miniを参照しつつノートを使う
実際にノートとiPad miniを合体させて使ってみる。ノート側は、A5サイズのルーズリーフ(20穴式)で、バインダーも20穴式。A5サイズのルーズリーフもバインダーも実際は選択肢が少ないが、でもまあ市販されている。
なお、当然ではあるが、このケースはA5サイズのバインダーにセットできるので、それ以上のサイズのバインダーにもセットできる。ともあれ、以下に、iPad miniとノートの組合せスタイルを見ていこう。
いろいろなスタイルで使えるので、好みや必要性に応じて使い分ける感じですな。写真にもあるが、残念なのが「リング穴アダプターを外さすにノート書きする場合は何らかの下敷きが必要」という点。書き込むページの下にリング穴アダプターが来ちゃうと、ページ端が凸凹して書きにくい~書くのが無理だったりする。リング穴アダプターが真っ平らな板だったら良かったナ~、と。
それ以外は使いにくい点はそーんなにナイ。前述のマグネットがイマイチスムーズに吸着しないことと、2個の滑り止めが取れやすいくらいで、ほかは使いやすい。「わー♪ ノートとiPad miniが合体してイイ感じ~♪」みたいな楽しさもある。
当然、今時的情報端末と昔ながらのノートを併用することからくる実用性はイロイロある。たとえば、必要な情報だけノートにメモって、ノートの上で情報を編集したり吟味したりすると、なんだかんだ言ってもやっぱり効率がいいですな。
それとは別に、ノートとiPad miniを合体させて携帯するメリットがひとつ。iPad miniをスマートに保護できるということだ。とくに厚めの表紙を持つシステム手帳やバインダーと合体させると、iPad mini背面はケースと表紙で守られて、画面側は下敷き面やページ面で守られるカタチに。スマートカバーが不要になる感じ。
以上、なかなかイイ感じで使える「iPad miniシステム手帳ケース 200-PDA145」。当初は「3480円はちょっと高いかな」と思ったが、非常に気持ちよくA5バインダーと合体してくれたので満足している。実用上、多くのケースで「下敷きの用意」が必要だとは思うが、機能性についてはよくできた製品だと思う。バインダーやシステム手帳とiPad miniを合体させて使いたいという方は、ぜひ一度じっくりチェックしてみてほしい。