明けましておめとうございます!!!
年の瀬が押し迫った頃から新年早々の現在まで、ミョーに暇を持て余した俺は、東プレ「REALFORCE RC1 Keyboard」で新年1発目の原稿を書こうと考えた。この記事の原稿がソレである。
東プレ「REALFORCE RC1 Keyboard」。REALFORCEシリーズフルサイズキーボードと比べると70%サイズのREALFORCEキーボードで、静電容量無接点方式の東プレスイッチを採用している。日本語配列と英語配列が用意されており、それぞれにキー荷重違い(45gと30g)が用意されていて、合計4モデルがある。価格はすべて3万5,860円。 上の記事でレビューしたとおり、REALFORCE RC1はスゲくイイっていうか、常用&愛用している「REALFORCE R3 KEYBOARD Mac 配列 / R3HH21」とほぼ同じ良好な打鍵感と使い勝手の良さがある。REALFORCE R3とREALFORCE RC1を交互に使っても違和感がないくらい、打鍵感も機能性も同等に優れていると感じられる。
東プレ「REALFORCE R3 KEYBOARD Mac 配列 / R3HH21」。2年以上毎日酷使しているが、全然問題ナシであり、そのスイッチ方式からもちろんキーのチャタリング(接触不良での誤入力)もない。このモデルの価格は税込34,540円だが、抜群の使いやすさと耐久性があるので「結局すごくコストパフォーマンスが高いんだなぁ」と思う。……キートップが少しテカってきたり、パネル表面の色が剥げてきたりしているが、まだまだ使い続けられる感じ。じつは予備を買ってあるのだが……買う必要なかったかも? 新年一発目の原稿は70%サイズのREALFORCE RC1で書こっと! と思って書き始めたはいいが、またキーボードとして快適に使えたのもイイのだが、しかし、正月の自宅だと各種誘惑に惹かれて仕事をサボりがち。
さぁ仕事するゼ!!! じつは俺内部での〆切りとして、新年1本目のこの原稿は1月1日としている。のだが、正月だと、ついうっかりとアルコール飲料などを手にしたと思った瞬間ステイオンタブを引っ張って「あー開けちゃったから飲むしかないかー」とかやりがちである。 なので、喫茶店とかに行って原稿書きをしよう、と。そしてそのために役立ちそうな“REALFORCE RC1モバイルセット”を以前から用意していたのだ。というわけで今回は、REALFORCE RC1を外に持ち出してモバイルで原稿書くゼ、的な話をしてゆきたいッ!!!
やっぱりキーボードブリッジが要る
じつは去年、REALFORCE RC1に初めて触れた頃、M3 MacBook Air 13インチを外に持ち出してモバイル原稿書きを試みた。しかし、イマイチうまくいかなかった。というか大失敗。事前にちょっと考えれば「ですよね〜」となることが原因だったが、事前になんも考えなかった俺なのであった。
M3 MacBook Air 13インチの上にREALFORCE RC1を乗せて書こう! と思ったのだが、乗せるとREALFORCE RC1の底面のどこかがキーに接触してしまう。 REALFORCE RC1の裏側。M3 MacBook Air 13インチ上のうまい位置に乗せるとキーに接触しないことがある。だが、そのうまい位置に乗せるのが至難の業。少し高さのあるゴム足などを貼ればいいのかもしれないが……。 ツイデに、うまい位置に乗った場合、画面の下端が見えなくなる。 ですかー、じゃあ例の「キーボードブリッジ」という「ノートパソコンの内蔵キーボードの上に置いて外部キーボードを乗せるための板」を使う必要が。これ、REALFORCE RC1の残念さかも。PFU「HHKB Studio」はM3 MacBook Air 13インチの上に「キーボードブリッジなしで乗った」のに〜。
M3 MacBook Air 13インチの上に「HHKB Studio 雪」乗せると完璧にフィット! 黒い「HHKB Studio」でも同様にフィットする。 トラックパッド上部が若干隠れるものの、ポインターは画面最上部まで移動でき、違和感なく操作できる。 「HHKB Studio 雪」の底部ゴム脚が、赤矢印のところに着地する。 「HHKB Studio 雪」底部のゴム脚。黒い「HHKB Studio」も同様。 PFUはこういうのを完全にわかっていて「HHKB Studio」の底部を設計しているのだと思う。HHKBはMacユーザーに多く使われているそうだし、MacBookユーザーも多いし。
キーボードブリッジでMacBookとREALFORCE RC1が合体!
前出の「キーボードブリッジ」は、PFUのHHKB(Happy Hacking Keyboard)用の製品だ。硬質樹脂のボードで、MacBookやMacBook Proのキーボードを覆い、その上にHHKBを置けるようになる。
バード電子の「キーボードブリッジ」。半透明ブラックと半透明ホワイトがある。キーボードルーフとしても機能し、たとえば猫がキーボード上で寝たりしてもキーが押下されない。バード電子直販価格は5280円。 キーボードブリッジの裏面には4つの滑り止めがある。これがMacBookのキーボードの少し外側に着地する。 M3 MacBook Air 13インチの上に置いた様子。 その上にREALFORCE RC1を乗せた様子。この状態だと画面下が遮られてしまう。またキーボード下の脚を立たせることも(できるものの、さらに画面が遮られて)難しい。少し近い位置・高い目の位置として使えばこれでも使えるのだが、俺的にはちょっと違和感があった。 じゃあこの位置で! トラックパッドを覆っちゃうけど……。 このキーボードブリッジ、初めて使うが、購入時に「MacBookやMacBook Proに対応」とあるのを見て「M3 MacBook Air 13インチにも合うのかな?」と若干危惧した。のだが、調べてみたら、最近のMacBookのキーボードはどのモデルでも同じサイズっぽい。なるほどーだからピッタリなのか、と。
さておき、これに加えてキーボードケースも購入。バード電子の「キーボードポッド」という製品で、PFUのHHKBやHHKB Studioが入るケースだ。製品説明に「HHKB Studioと共にキーボードルーフやキーボードブリッジなどのHHKB用オプション品を収納することもできます」とあり、ケースとして余裕のあるサイズ感とのこと。たぶんREALFORCE RC1も入るだろうと購入したら、イイ感じで入った。
バード電子「キーボードポッド」はダブルファスナーのシンプルなキーボードケース。サイズは160×330×60mmで、重さは約165g。ケースはEVA製のセミハードで、耐衝撃性もそこそこある。カラーはグレーとブラックの2色展開。バード電子直販価格は5940円。 内側にはキーボード収納部に加えてメッシュポケットがある。メッシュポケットにはキーボードルーフやキーボードブリッジが入る。 REALFORCE RC1とキーボードブリッジが収まった。 閉じて振ってみたが、メッシュポケットのメッシュ部に張りがあるため、REALFORCE RC1とキーボードブリッジをホールドしてガチャガチャ当たったり動いたりする感じはなかった。 このキーボードケース、単純な構造であるものの、5940円と少々お高い。だが、REALFORCE RC1とキーボードブリッジが非常にイイ感じで収まり、それらの破損もしっかり防げるという感覚。なので、REALFORCE RC1とキーボードブリッジを持ち歩いて使いたいMacBookユーザーにはかなりオススメだと思う。
ただ、少々残念なことに、このケースは若干嵩張る。またハンドルのようなものもないので、MacBookを持ちつつ同じ手でこのケースを持つということができにくい。
REALFORCE RC1とMacBookでモバイル原稿!
結局、M3 MacBook Air 13インチとREALFORCE RC1とキーボードブリッジとキーボードポッドとマウスで、喫茶店にて原稿をビシッと書くことができた。ビフォーアフターを含めてご覧あれ。
去年M3 MacBook Air 13インチとREALFORCE RC1でモバイルしたときの失敗を再現したもの。REALFORCE RC1をMacBookにどうにも乗せられなかったので、MacBookの手前にREALFORCE RC1を置いて使うカタチに。しかし実際は飲み物などを置くスペースがかなり狭くなり、それ以上にMacBookのトラックパッドが非常に使いにくく、仕事にならない。 トラックパッド問題はマウスで解決できるものの、喫茶店の狭いテーブルの上が機材だけでいっぱい、みたいな状態に。REALFORCE RC1は絶対MacBookの上に置くしか、という感じになった。 REALFORCE RC1をMacBook上に置く場合、キーボードにより画面が少し遮られる問題を回避するため、このような位置にセットした。この場合はトラックパッドが使えない状態になる。ので、マウスを追加。スペース的にはMacBook単体にマウスを追加しただけなので、狭い喫茶店のテーブルでも原稿を書ける。 3点セットはA4ファイルが入る程度のサイズのトートバッグに余裕で収まった。 てな感じでMacBookとREALFORCE RC1を組み合わせて、モバイル原稿書きは無事達成できた。めでたし。というわけで、今年もよろしくお願いいたします!!!