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「LINE VOOM」、限定公開でも範囲外の人に表示される不具合 24年秋に
2025年1月7日 17:00
LINEヤフーは、動画プラットフォーム「LINE VOOM」のブラウザ版で、誤って表示される事象が発生したことを明らかにした。期間は2024年9月下旬と11月初旬。不具合は解消されており、現在、誤表示は発生しないという。
誤表示として発生した事象は2種類。
ひとつは、ブラウザでLINE VOOMにアクセスし、投稿動画の代わりに、投稿したユーザーや投稿コンテンツに冠する情報、そして投稿動画をよく前に見ていた人(ユーザー)の情報が、テキストで表示されていた、というもの。
もうひとつの事象は、公開範囲を限定した投稿にも関わらず、公開範囲外の人に誤って表示される場合があったというもの。
LINEヤフーでは、LINE VOOM(ブラウザ版)のシステムに用いているオープンソースのプログラムに脆弱性が当時確認されていたという。外部からブラウザ版のシステムにアクセスがあり、本来はサーバー上に保管しないユーザー情報を、一時的に保管してしまう不具合となり、誤表示となってしまった。
2024年9月22日にいったん不具合が発生したあと、同月26日に、不具合への対応とは異なるシステム更新によって一時的に不具合は解消された。
しかし、同年11月3日、再び不具合が発生。同5日にLINEヤフー社内で事象を確認して解消。その後、9月にも発生していたことを把握した。
不具合によって誤って表示されていた情報は、検索エンジンや、アーカイブサイトに保存されたものの、LINEヤフーから削除を依頼。同社が把握する範囲では全て削除されたという。