スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」
iPhone X も背面カードポケット付きケースで!
2018年1月15日 06:00
iPhone X も背面カードポケット付きケースで!
去年の暮れに購入した「iPhone X」(レビュー記事)。その後もメイン端末として使用していますが、非常に快適に使えております。Face ID(顔認証ログオンなど)やホームボタンを使わない操作感、それからiPhoneのPlusシリーズと比べてのコンパクトさ・表示される情報量など、非常にバランスが良い端末だと感じています。
そんな感じで愛用中のiPhone Xですが、やはりケースに入れたいな、と。以前からやっていることですが、スマートフォンをカードポケット付きのケースに入れ、カードポケットには免許などの「常時携帯したいカード類」を入れます。常用スマートフォンと必携系カードが一体化していれば、「スマートフォンさえ持って出掛ければ、必携カード類の携帯し忘れを防げる」というわけです。
筆者が使う「カードが入るスマートフォンケース」としては、ひとつ条件があります。それは「ケースの背面にカードポケットがある」ということです。
スマートフォン画面をフラップで覆う手帳タイプのケースなら、フラップ内側にたいていカードポケットがあり、ケース自体の品数も豊富で選びやすいです。ただ、端末を使うたびにフラップを開く必要があって、一手間かかります。
端末をクイックに使いたいと考える筆者は、画面がいつも露出しているタイプのケースが好み。そのタイプで、さらに背面にカードポケットがあるものを選んでいます。今回もそういうタイプのケースを4種類選び出しました。
てなわけで以降、これら各iPhone X用ケースの使用感などを書いてみたいと思います。気に入っている順から書いてみますネ♪
堅牢だが比較的にスリム、カード5枚収納のVRS DESIGN製
まずは、購入したなかでいちばん気に入れたケースから。VRS DESIGNブランドの「Damda Folder」(公式ページ)という製品です。MILスペック対応のハードケースですが、そ〜んなにはゴツくなく、でもカードを5収納可能。カードの出し入れもしやすくてナイスです♪
コンパクトさとカード収納量を両立させた感じのハードケースです。後述のUAG製ケースはカードが4枚まで(少し無理して5枚まで)収納可能ですが、ゴツめ。それに比べると「カードがたくさん入るわりにはスリム!」と軽く驚けるほどです。
カード収納部のフタは少し起こすとパカッと開き、開いた状態から少し押すとカパッと閉じる半自動タイプ。開閉しやすくスムーズに扱えて便利です。カードの取り出しやすさも◎。かと言って、不意にフタが開くとか、カードが飛び出るといったこともありません。
それと、ケースに対するiPhoneの脱着がわりと容易。高い耐衝撃性を備えたケースですが、「端末の脱着に一苦労」みたいなこともなく、とても扱いやすいです。
非常に完成度の高いケースだと思いますが、残念ながらストラップホールはありません。ほか3種類のケースも同じくストラップホールがないんですが、ストラップ使用需要ってあまりないんでしょうか。ともあれ、筆者としては4種類のケースのなかでは、コレがいちばんオススメです。
カードが4枚入る頑丈なUAG製ケース
続いて、わりと定番のUAG(URBAN ARMOR GEAR)製ケース。カードポケットがある製品は2種類あり、背面にポケットがある「TROOPER」(公式ページ)と、手帳タイプの「METROPOLIS」(公式ページ)です。ここでは「TROOPER」を見ていきます。
この「TROOPER」シリーズは、旧iPhone用なども含めて複数使ってきましたが、使用感はiPhone X用「TROOPER」がいちばん良好だと感じます。旧「TROOPER」は背面フタを開くのが「とても硬くて爪が割れそう」みたいな感じ。堅牢なのは良かったのですが、頻繁にフタを開くような使い方には向きません。その点、iPhone X用「TROOPER」のフタは硬すぎず緩すぎず。実用域の開閉感だと思います。
難点としては、ケースに対して端末の出し入れがしにくいこと(とストラップホールがないこと)。端末をケースに入れるのは、まあ強めに押し込めばOKですが、ケースから端末を出すのがちょっとタイヘン。頻繁に端末を出し入れするような使い方には向かないと思います。
前出のVRS DESIGN「Damda Folder」と比べると、ゴツめ厚めでカードも4枚までで、さらに値段の差もあり、端末を出すのに一苦労なので、この「TROOPER」の「十二分に堅牢でカードもけっこう入る」という魅力はやや霞みます。UAGブランドに対する信頼感や、デザインの好みなど、いくつかユーザーが自ら納得できる要素がないと、「実用製は高いけれどちょっと買いにくいケース」になってしまうかもしれません。
引き出しポケット搭載ケース、カード3枚まで対応
それから「これはちょっと新しいタイプかも」と思って買った、LAMEEKUブランドのケース(Amazonへのリンク)。ハード寄りのセミハードケースで、背面にカードが3枚まで入ります。カードポケットは引き出しタイプ。Amazonでの販売価格は1688円です。
ネガティブな印象から書けば、カードを3枚収納する引き出し部分があり、さらにそれを収納するポケットがあるという機構のため、「3枚しか入らないのにぶ厚め」という感じです。サイズ感は最初に出てきたVRS DESIGN「Damda Folder」とほぼ変わりません。
ただ、「3枚まで入ればいい」「少し厚くてもいい」なら違和感がないかも。厚いと言っても常識的な範囲ですし、引き出し式は案外便利。タブを引いて使いたいカードを抜くだけで済むので、とてもスムーズにカードを利用できます。
あと、赤いタブはループ状になっていて、凸凹刻印のある一般的なカードを3枚入れた状態だと引き出しに少々の抵抗が生まれて不意に引き出して出たりもしません。なので、このループ状のタブにストラップを通しちゃうという使い方もアリかもしれません。
最薄ケースはカード2枚まで、でも無理すればカード4枚も
最後にRssvissブランドのシンプルなケース(Amazonへのリンク)を。薄めのセミハードケースで、背面にカードポケットが2つあります。Amazonでの販売価格は1280円。
入れるカード枚数が合計2枚までなら、スムーズにカードを抜き差しできますし、ケース自体も薄いですし、さらに安価なので、コストパフォーマンスは高いと言えましょう。3枚や4枚のカードも入っちゃいますが、それだと抜き差しがかなりキツめ。iPhoneのPlus用として同様のケースがあって使っていましたが、そのケースはポケットに幅があるので合計4枚入れても抜き差し感がキツいという印象ではありませんでした。まあ、普通の使用感を求めるなら、このケースにはカード2枚までとして使うのがいいと思います。
あとこのケース、iPhone Xのワイヤレス充電も可能でした。ICチップ内蔵のクレジットカードを入れた状態と、Suicaを入れた状態で試しましたが、ワイヤレス充電が行われるようです。「充電器と端末の間にカードを入れて充電していいのか?」という問題は「自己責任で!」となっちゃうと思いますが、ほか3種のケースはどれもワイヤレス充電不能でしたので、ご参考までに。
てな感じの「カード類が背面に収まるiPhone X用ケース」×4種類。ご興味があれば、ぜひジックリと吟味なさってください。