スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

UAGのiPhone 7 Plus用ケース大人買い!

UAGのiPhone 7 Plus用ケース大人買い!

 本連載バックナンバーでも書きましたが、最近は専らUAG(URBAN ARMOR GEAR)のジャケット型ケース類を愛用中です。頑丈なヤツ。iPhone 6s Plus用(レビューはコチラ)やMacBook用(レビューはコチラ)を使っています。

左は「UAG スマートフォン用カード収納ケース」。iPhone 6s Plusの画面以外を保護する硬質なジャケット型ケース類で、背面にはクレジットカードなどが最大4枚まで収納可能です。右はUAGの12インチMacBook用ケースで、これも端末外側を覆うハードジャケット。UAGからは、こういった「耐衝撃性の高いゴツいケース類」が多々発売されています。

 で、これらがかな~りイイ感じなので、使用中のiPhone 7 Plus用のジャケット型ケース類も購入してみました。国内の正規輸入・販売元のプリンストンの公式ページには、現在4種類の製品がありますが……思わずカッとなって全4種類購入! ていうか実際どういう使用感の差があるか確かめたくての大人買いって感じです。

 ちなみに、iPhone 7用もあります(公式製品情報ページはコチラ)。iPhone 7用には「Metropolis」という画面保護フタ兼カードケース付きがあったりして、微妙に羨ましいです。

購入したのはiPhone 7 Plus用の現行UAG製ケース4種。それぞれ「Pathfinder」「Plasma」「Trooper」「Monarch」ですが、外観はよく似ています。これらiPhone 7 Plus用ケースには、iPhone 6/6s Plusも入れられます。なお、iPhone 6/6s Plus用のケースにiPhone 7 Plusを入れようとすると、カメラのレンズ部がケースの穴と干渉してしまいます。

 結局、背面に開閉式扉があってカードが数枚入る「Trooper」というケースをメインに常用しています。ですが、iPhone 6 PlusとiPhone 6s Plusも使用中なので、それらにもUAGのケースを装着中。iPhone 6 Plusのみ室内利用ですが、どの端末もガッチリと保護されていて、安心感が高いです。ともあれ以降、iPhone 7 Plus用のUAG製ケースの機能や使用感について書いてみたいと思います。

4種類のケース、それぞれの違いは?

 さて、UAG製のiPhone 7 Plus用×4種。それぞれ「Pathfinder」「Plasma」「Trooper」「Monarch」ですが、カード収納扉付きの「Trooper」以外は、厚みも外観も似たようなもので、パッと見では見分けられません。基本的には強度が異なり、「Trooper」のみカード収納機能を持つということのようです。なお、プリンストンダイレクトでの販売価格は、「Pathfinder」と「Plasma」が税込5054円、「Trooper」が税込5918円、「Monarch」が税込7538円です。

各タイプの構造的な違い(図は公式製品情報ページより抜粋)。画像下部の番号が振ってある単語が、耐衝撃等の寄与する構造を示しているようです。各ケースとも「落下高さ122cm落下方向26方向(8角、12稜、6面)の製品落下試験をクリアすることと規定された、米軍採用品の選定に用いられるアメリカ国防総省が定めた試験法規格「MIL-STD-810G, Method 516.6 Procedure IV」に認定」されているそうです。

 次にそれぞれのケースを見てみましょう。見た目で大きな違いはなく、また触った感じもそ~んなに違いがナイって印象なんですけど、一応。

「Pathfinder」です。プリンストンダイレクト価格は税込5054円。カラーはブラックのみ。
「Plasma」です。プリンストンダイレクト価格は税込5054円。カラーはアッシュ(半透明グレー)、アイス(半透明)、シトロン(半透明グリーン)があります。背面の黒いドット(ラバー素材でケース背面を貫通している緩衝材)がある点が「Pathfinder」との違いです。
唯一際立った特徴を持つ「Trooper」。背面にカード収納部があり、そのぶん厚みがあります。カラーはブラックのみ。プリンストンダイレクト価格は税込5918円です。
複雑な耐衝撃構造を持つ「Monarch」。カラーはプラチナムとグラファイトの2色で、プリンストンダイレクト価格は税込7538円です。

 どれも頑丈なケースですが、私見にてハッキリ言っちゃいますと「どれも凄く頑丈だけど(Trooperのカード収納機能以外は)大した違いはナイ」という感じです。さらに言えば、強度から選ぶというより、外見(色など)と機能性と価格で好みの一品を選ぶのが正しいように思いました。

 とは言ったものの、一応は違いなどを書いてみます。まず「Pathfinder」と「Plasma」ですが、「Plasma」にはラバー素材のドット状緩衝材が5つあり、「Pathfinder」にはそれがありません。ほんの僅かな違いで、耐衝撃性に大きな差があるようには思えません。公式ページの「耐衝撃構造」の図では、「Pathfinder」と「Plasma」は同列に扱われていたりもします。いちばん安いケースの中から好みの色を選んだ結果、たまたまモデルが「Pathfinder」もしくは「Plasma」だった、ような選ばれ方をされるように思います。

 なお、「Pathfinder」と「Plasma」はケースの横側、バンパーにあたる部分が硬めで、端末の出し入れが少しキツいと感じられます。コツを掴まないと「出し入れが硬くて、なんか端末が曲がりそうなんですけど……」という印象になるかもしれません。

 それから、いちばん高価な「Monarch」。他のモデルより構造的には重厚ですが、でもサイズは似たような感じ。触って比べても背面の剛性が少し高いという程度で、「なるほど最高に頑丈!」という印象はありません。なお、ケース横側が比較的に柔軟なので、「Pathfinder」や「Plasma」よりも、端末の出し入れを容易に行えます。

 そして背面に扉があってカードを収められる「Trooper」。これは外見的にも厚みがあって特徴的ですが、端末背面部が二重構造になっていますので、強度的にも耐衝撃性的にも、他のケースを上回っているように思われます。また、「Monarch」と同様、ケース横側が比較的に柔軟なので、端末の出し入れがわりと容易です。

ケースとしての使用感は?

 それぞれのケースの使用感ですが、まずどのケースも「画面側のフチが少しせり出している」ので、机面に対してiPhoneの画面を向けて「ペタリ」と置いても安心な点が好印象です。フチは、画面から1~1.5mmほど出っぱっていますので、ほかのiPhoneやタブレットなど端末の上に、UAGケース装着のiPhone 7 Plusを置いても、画面が全く触れなかったりしてイイ感じです。

ケースの画面側のフチが1~1.5mm程度出っぱっていますので、画面を下にして平らなテーブルの上に置いたりしても、画面がテーブルに触れることがありません。ほかの端末の画面の上に、UAGケースに入ったiPhone 7 Plusを置いても画面が接触しなかったりして、何かと好都合です。ただし、出っ張りと端末の間にホコリがたまりがちだったりはします。

 ほか、電源ボタン部、ボリュームボタンおよびロックボタン部、スピーカーおよびLightningポート部、背面のカメラ部など、ケース側の開口広さや押下感など問題はありません。ちなみに、これらiPhone 7 Plus用のUAG製ケースは、iPhone 6s Plus用ともパッケージに明記されていますので、iPhone 6s Plusを入れてもOK。試しにiPhone 6 Plusを入れてみましたが、この場合も特に問題はありませんでした。

電源ボタンやボリュームボタン、ロックボタンなど、ケースを装着した状態でもフツーに操作できます。ロックボタンはやや奥まってしまい、少し操作しにくくなりますが、誤操作防止になって好都合とも言えます。
ステレオスピーカーも塞がれません。専用品だけあって背面カメラもしっかり露出しています。
こちらはiPhone 6s Plusを入れたところ。イヤホンジャックも塞がれません。カメラ部は「ちょっと露出し過ぎ」という印象はありますが、機能的な問題はありません。

 といった感じで、ケースを装着した状態でもiPhoneを快適に使えます。ケースを装着すると少しゴツくなる(Trooperの場合はかなりゴツくなる)わけですが、これらケースのヘビーデューティーさから考えると「思ったほどゴツくないかも」という印象かもしれません。そのあたりは店頭にてご確認いただければと思います。

「カード収納」が便利な「Trooper」! でも厚~い

 4種のUAG製ケースのうち、メインの端末に装着しているのが「Trooper」です。背面に扉があって、そこにカードを4枚程度収納できるケースですな。そのカードケースに「頻繁に取り出すわけではないけれど、携帯する必要がアリガチなカード類」を入れています。

 具体的には、運転免許、ボート免許、予備のクレジットカード、アウトドア保険の番号メモ、自動車保険カード、バイク保険カード、健康保険証、テレホンカードです。また、ケースと端末の間に紙幣を挟んでいます。これで、まあだいたいのケースにおいて、「スマートフォンさえ持っていれば無免不携帯にならないし事故時も各処理ができるし緊急的な支払いもできる」という感じ。

常用の「Trooper」。いちばん嵩張るけど、その分頑丈で、さらにカードなども収納できるケースです。カード収納部の深さは4mm程度あります。
端末とケースの間には、1~3枚程度の紙幣なら折って入れられます(紙幣を入れられる点はほかのケースでも同様です)。クレジットカードを入れられないこともないですが、ケースが少し歪みます(ほかのケースも同様)。

 頑丈だしカードも入って実用的ですが、ただしこの背面の扉、開閉がけっこー硬いです。ので、やや頻繁に開閉してカードを出し入れする用途にはあまり向かないと思います。扉を開閉するたびに軽くイラッとすると思いますし、イライラして強引に開閉していると扉のヒンジが壊れたり、カードが飛び出したりするかも、みたいな不安があるからです。

 もうひとつ、ほかのケースと比べると、やっぱり「Trooper」は厚いです。ほかのケースがだいたい12mm程度の厚みですが、「Trooper」は18mmくらい。この差はけっこー大きく、手に持っても「厚いなあ」と感じますし、このケースを装着したままだとホルダーなどに入らないことも多々あったりします。

 なので、この厚みがイヤならほかのケースを。ワタクシの場合、「やっぱりどうしても必須カード類はスマートフォンと一体化して持ち歩いて、携帯し忘れをなくしたい!」という思いが強いので、この「Trooper」を使っています。

 以上、iPhone 7 Plus用のUAG製ケース各種でした。ケース選びのご参考になれば幸いで~す♪

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。