みんなのケータイ

 12月に入り、いよいよ冬商戦も本番。すでに各社の新製品は11月までに発売されていて、ボクの周りでも買い換えた人を見かけるようになってきた。総務省が進めている『携帯電話の料金その他の提供条件に関するタスクフォース』のおかげで、この先、月々サポートなどの月額割引制度がどうなるかがわからないので、割引が切れるタイミングの端末(回線)は早めに買い換えないと……とも考えている。

 ただ、そんな冬商戦の中で、今ひとつ新鮮味に欠けているのがau。Xperia Z5 SOV32など、新製品はいくつか出ているけど、秋冬モデルの発表会を行わなかったこともあって、ちょっと話題性に乏しい気がする。12月3日の「au発表会 for ママ」で発表されたハンドソープで洗える「DIGNO rafre KYV36」も面白い取り組みだけど、ちょっとボクが使うジャンルではない感じだし……。おそらく、春商戦向けに強力なモデルを用意しているんだろうから、買い換えのタイミングを近づいてる人はそのタイミングまで待つしかなさそう。

今年4月に発表されたグローバル向けフラッグシップモデルの「G4」には本革カバーがラインナップされていた

 ちなみに、ボクが今、auの回線でメインに使っているのは2015年夏モデルの「isai vivid LGV32」。本誌の読者のみなさんなら、ご存知の通り、このモデルはauオリジナルモデルながら、今年4月に発表されたLGエレクトロニクスのグローバル向けフラッグシップモデル「G4」をベースに開発されている。

 実は、ソウルの発表会でG4を初めて見たとき、背面の革張りカバーが非常にカッコ良く、日本でも出してもらえないかなと期待してた。そこで、2015年夏モデルとして、isai vivid LGV32が発表されて以来、何度となく、auやLGエレクトロニクスの担当者に「レザーバージョン出してよ」とお願いし、「ケータイしようぜ!」でも「レザーバージョン、早く出してくれ」とプレッシャーをかけてきた。

 そのプッシュの効果があったのかどうかはわからないけど、isai vivid LGV32の発売から約半年後、ついに「レザーブラック」と「レザーブラウン」のカラーバリエーションが追加されることになった。しかもレザーの背面カバーだけの販売も行われるというのだから、これはもう入手しない手はない! ということで、早速、ゲットして、装着してみた。

レザーブラウンの背面カバーを装着したisai vivid LGV32(左)。右は元々、装着されていたシャンパンの背面カバー。ちなみに、本革カバーはau Online Shopで4968円(税込)で購入可能

 レザーカバーの2色のうち、どちらを選ぶかを最初はちょっと迷ったけど、端末のボディカラーがシャンパンだったので、「シャンパンに合うのはレザーブラウンですよ」という関係者のアドバイスを聞き入れ、こちらを選ぶことにした。スマートフォンの背面が革張りというのは、触った感じも独特だし、持っているときの見た目もなかなかシブくて、いい感じというのが第一印象。

 ただ、カバー交換後にちょっと困ったことがひとつ。というのもisai vivid LGV32には、ストラップ穴がないため、これまでは本体の背面側にクリアカバーを装着して、そこにネックストラップを付けて、首から提げる形で利用していた。ところが、レザーカバーは標準のカバーよりも革の分、分厚くて、クリアカバーが付けられないうえ、クリアカバーを付けたんじゃ、せっかくのレザーの質感が楽しめなくなってしまう。そこで、しかたなく、首から提げる端末はNTTドコモのメイン回線で利用しているAQUOS ZETA SH-01Hに変えて、isai vivid LGV32は胸ポケットにしまうことにした。

 レザーカバーを装着したisai vivid LGV32は、まだ数日しか使っていないけど、本体の背面のフォルムとも相まって、手にしたときの感触が非常に良く、今まで以上にフィットする印象だ。ある程度、使い込んでいけば、革の風合いも良くなっていきそうだが、ボクらの場合、その頃には次のモデルに買い換えてるかもしれないのが……。とは言え、こういうレザーの背面カバーで端末のイメージが変わるんだったら、発売から半年や一年のタイミングで、ちょっと『お金のかかった』純正のカバーを出すのも手かもしれませんね。ぜひ、次期モデルや他のモデルでもご検討ください。もちろん、次期モデルではストラップ穴をお忘れなく……(笑)。>KDDIさん

本革カバーだが、内側は当初のシャンパンの背面カバーと同じように、パッキンが付けられていて、防水機能も担保されている
カメラ周りやイヤホンマイク端子の付近もキレイに仕上げられている。中央のステッチの仕上げも美しい