みんなのケータイ

iPad miniは片手で持てるので、持ちながら使う用途に最適

 以前も書いたが、我が家では複数のiPadを使い分けしている。現在は5台だ。一人で使うには多いとも思うが、それぞれ生活に欠かすことのできないポジションを占めている。この秋にはiPad mini 3を売却したが、iPad mini 4とiPad Proを新たに購入し、家の中のiPadもいくつかの入れ替えている。

 モバイル用途のiPadは、iPad mini 3からiPad mini 4に交代した。あまり使い勝手は変わっていないが、ちょっとだけ軽くなり、上位のマルチタスク機能「Split View」にも対応し、利便性はちょっとだけ向上している。

 iPad mini 4は家の外に持ち出す唯一のiPadでもあるが、自宅での読書やゲームでも活用している。手に持って使う用途では、よほど大きな画面サイズが必要となる用途でない限り、iPad AirシリーズよりiPad miniシリーズの方が適していると思う。

 仕事デスクに設置するiPadは、iPad Proになった。当初はiPad mini 3、その後iPad Air 2を置いていたが、この位置のiPadは当初の想定よりも使用頻度が高く、より大きい画面・新しいモデルに移行している。

パソコンのディスプレイとキーボードのあいだにiPad Proを設置している

 このiPad Proは各種映像コンテンツの視聴や株価のチェックなどに利用している。仕事中など、パソコン側のディスプレイを使い切っているとき、iPadが使えるのはなかなか便利なのだ。また、「Duet」というアプリで、iPadをMac/Windowsの拡張ディスプレイとして使うこともある。

 iPad ProはWi-Fi+Cellular版を購入したが、家の外に持ち出すことはない。iPad Proを持ち歩くくらいなら、重さ的に大差の無いMacBookを持ち歩くし、そもそも筆者が普段使っているカバンのPCポケットにiPad Proは入らなかったりもする(MacBookはギリギリ入る)。

 しかし、家の中ではiPad Proを持ち歩くことはある。たとえば近日発売予定のインプレス刊「できるゼロからはじめる iPad Pro/Air 2/mini 4 超入門」の執筆において、PDFチェック作業は半分以上iPad Proで行った。PDFチェック作業は時間がかかるので、パソコンでやっていると長時間座りっぱなしになりがちなのだが、iPad Proだとソファで作業したり、軽く足踏みや腹筋、スクワットをしながら作業したりできるので、気分転換・運動不足解消になるのだ。

 同書は超初心者向けの書籍ということもあり、文字大きめのA4サイズとなっているが、iPad Proの画面サイズならば、見開き2ページを表示しても十分に作業ができた。修正やメモが必要な箇所には、Apple Pencilですぐに書き込めるというのも便利だ。多少重たいのが難点だが、変な話、筋トレや気分転換に使うならば気にならない。

 そのほかには、ゲーム用パソコンの席にiPad Air 2、寝床にiPad Air、トイレにiPad(第3世代)を設置している。この3カ所は何回か入れ替えているが、いろいろ試行錯誤と新製品の追加で、昨年末時点と同じになった。いずれもその場所にいるときにしか使わないが、それなりに長時間・高頻度で居続ける場所なので、すでにわたしの生活には欠かせないモノになっている。

今秋購入したiPad mini 4とiPad Pro。大きさが違うだけに活用方法もかなり違っている

 筆者はレビューや書籍執筆のためにiPadをほぼ毎回購入しているが、古いiPadもどこかに設置して活用するため、iPadが余ることがあまりない。今秋売却したiPad mini 3は、初めて売却したiPadでもある(iPad 2と初代iPadは売り時を逃して死蔵だが)。

 実は、iPad Pro導入により、iPad mini 2が余っているのだが、こちらは中古価格が安くなっているので売却はせず、どこかしらで活用しようと考えている。キッチンか、ソファか、すでに設置されている場所の2台目か。そうなると6台のiPadが通電状態で維持されていることになる。一人暮らしの家としてはやや変態的だとも思うのだが、便利ではあるので、タブレットを持てあましている人はスタンドやマウントアームで再活用を試みてはいかがだろうか。