みんなのケータイ

 Firefox OS搭載のFx0に、発売後初となるアップデートが実施されました。OSのバージョン自体は変わりませんが、今回のアップデートでは不具合修正のほか、新たにAPN設定ができるようになりました。

 これまでもAPNの設定変更自体は、コマンド入力による隠しメニュー経由では可能でしたが、今回のアップデートでは環境設定メニューに「APN設定」が追加され、公式にAPNの設定ができるようになりました。これに伴い、au系のMVNOであるmineo、UQ mobileともに、動作確認端末としてFx0を掲載しています。

 2つのau系MVNOですが、どちらも料金プランは3GB、980円でほぼ横並びなものの、mineoは最低利用期間として12カ月間が設定されており、期間内に解約すると解約精算金1万260円が発生します(mineoユーザーサポート|よくあるご質問|サービス検討中のお客様 基本サービスに関するよくあるご質問|最低利用期間はありますか?)。

 一方、UQ mobileにも音声通話には最低利用期間が定められているものの、データ通信のみであれば最低利用期間がありません(料金プラン・サービス|格安スマホ・格安SIMのUQ mobile)。

UQ mobileから届いたSIM一式

 料金も手軽で、Fx0ではそもそもさほど大量のデータ通信をしていないこともあり、今回はau本回線をMVNOに変更して経費節約できないかというテストの意味も込めて、UQ mobileを契約してみました。

 UQ mobileの契約はWebサイトから申し込めるほか、家電量販店などのUQ mobile販売店舗では即時開通でその日から利用できます。急ぎの人は近隣の店舗を探すといいでしょう。今回はそこまで急ぎではなかったこともありUQ mobileから申し込み。免許証などの本人確認データアップロードも追えて申し込み翌日には発送の通知が届き、申し込みから2日後には手元にUQ mobileのSIMカードが一式届きました。

設定はデータ通信だけでなくA-GPSやテザリングも変更必須

 さっそくSIMカードを装着して添付資料の通りデータ通信設定を入れ替え……、たものの、SIMは認識してアンテナピクトも表示されているものの一向に通信できず。おかしいなと思いUQ mobileの動作確認端末一覧を見たところ、データ通信設定だけでなくA-GPS設定やテザリング設定の変更も必要とのことで、これらの設定もすべて入力したところ無事通信できるようになりました。

 なお、Fx0の料金プランは2GBで3800円から。一方のUQ mobileは3GBでデータ通信のみが980円、音声通話付きでも1680円と半額以下での運用が可能。契約解除料として9500円がかかりますが、差額を考えると5カ月で十分元が取れる計算に。もちろんMVNOはキャリアのような手厚いサポートは望めませんが、費用感だけでみるとMVNOに本格移行しても十分にメリットがありそうです。