みんなのケータイ

 これまで受け手感覚で活用していたFirefox OSスマートフォン「Fx0」ですが、Fx0の魅力といえば、やはり開発者向けに広く公開されたオープンな開発環境。筆者はプログラムの知識を持ち合わせていないのですが、せっかくのFirefox OSということでFirefox OSの「Framin」を使ってアプリ開発に挑戦してみました。

プリインストールされている開発アプリ「Framin」
Framinのアプリ作成画面

 「Framin」は、Fx0にプリインストールされているアプリで、チュートリアルに従って操作するだけで簡単にアプリを作ることができます。

 アプリの仕組みはシンプルで、画像に対して指定した条件によって特定の動作が発動します。条件は「トリガー」と呼ばれ、天気予報や端末を振った動作、明るさ、バッテリーや天気予報など多彩なトリガーが用意されており、このトリガーに応じて画面の切替やアプリ起動、通知といった「アクション」を割り当てることができます。

登録した画像にレシピを設定
設定できるトリガー
設定できるアクション
表示アニメーションを設定

 最初はチュートリアルで紹介されている、時間になるとロック画面が変わるアプリを作ろうとしましたが、トリガーの中で天気予報が入っていることに気がつき、降水確率によってロック画面が変わるアプリを作成してみました。天気予報はかなり細かく用意されているので、それに合わせて待受画面をいくつも用意するとかなり便利なロック画面になりそうです。

 こうしたアプリ開発アプリは、iOSやAndroidでもデジタルハリウッドの「JointApps」といったアプリが用意されており、Firefox OSならではの環境というわけではありません。とはいえ、こうしたアプリがプリインストールされており、アプリ自体も非常にわかりやすく使いやすいのが魅力的。自分が作ったアプリを公開することもできるので、次回までには試しに何かアプリを作って公開してみたいと思います。

天気予報が晴れの時はロック画面が昼間に、雨の時は夜になるアプリを作成
KDDIが公開しているサンプルアプリ。バッテリー残量に応じて金魚の量が変わる