みんなのケータイ

 画面解像度の精細さに目を奪われがちなisai FLではありますが、実は最近のスマホの潮流に漏れず、健康管理系の機能を内蔵しています。その名もズバリ「LGフィットネス」。端末設定画面で有効化すると、ホーム画面(デスクトップ)左端から呼び出せます。

「LGフィットネス」はホーム画面左端から呼び出す(スクロールインジケーターの『G』マークに注目)。メニュー画面からアイコンで起動できないので注意
「ホームスクリーン」の設定画面で機能をオンにすると初めて表示される

 著名なフィットネス系アプリである「RunKeeper」や「Nike+ Running」は、基本的に「さぁ運動するぞ」というタイミングで測定機能をオンに、運動が終わったらオフにします。対するLGフィットネスは、歩数計としての性格が強く、基本的に常時オンで問題ありません。普段使いをする限りでは、バッテリーへの影響もほとんど無いように感じています。

 利用にあたって性別・年齢・身長・体重を登録すると、BMI(肥満度)と“適切な体重”(おそらくは標準体重のこと)が自動計算されます。さらに、1日あたりの目標歩数も提示してくれるので、この達成にむけて頑張ってみるのもいいと思います。

 LGフィットネスのメイン画面では、消費カロリー・歩数・移動距離が表示されています。歩数計の精度はかなり高い印象で、単機能式の歩数計と使い比べてみた限り、誤差は+-5%程度でした。

LGフィットネスのメイン画面
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 こうやって日々蓄積された歩数情報は、集計画面から振り返ることができます。ここがLGフィットネスの真骨頂。Bluetooth連動型歩数計のようにデータ転送を行う必要がなく、すぐに大画面でグラフィカルに見られます。そのデータも、日・週・月・年の単位で比較可能です。

 このほか、位置情報を用いての移動経路記録にも対応しています。この機能を使うには、先述のRunKeeperのように、運動を開始する前のタイミングに計測機能を手動オンにしなければなりません。その一方で、ルートを事細かに地図上に残せますから、ジョギングなどはもちろん、旅先で使うのも面白そうです。ただし、こちらはバッテリーをそれなりに喰う模様。

スマホの大画面で集計歩数を見られるのはやっぱり便利
移動経路の記録にも対応。記録中は画面上部のステータスバーが赤色に

 このLGフィットネス、機能の存在自体が商品公式サイトでも取扱説明書でもほとんど言及されていません。まさに「隠れた便利機能」と言えましょう。

 欲を言えば、Facebookが買収したライフログアプリ「Moves」のように、位置情報と結びつけて訪問先を記録する機能も欲しいところではありますが、そうなるど今度はバッテリー駆動時間への影響は避けられないはず。LGフィットネスはシンプルながら使いやすく、「ジョギングをするほどではないけど、健康管理には興味ある」という層にはちょうどいい機能だと思います。