みんなのケータイ

 「isai LGL22」はLG製の最新スマートフォンということもあり、ソフトウェア面では便利な機能が多数用意されている。その中でも大胆に取り込まれているのがクラウドサービスだ。「設定」の「一般」タブには「クラウド」という項目が用意されており、標準で「au Cloud」「Dropbox」「Box」の3つのサービスに対応している。

 筆者はすでにDropboxのアカウントを持っていたので設定してみたが、端末に標準搭載のファイル管理アプリ「ファイルマネージャー」を開くと、トップ画面には「クラウドストレージ」としてDropboxのボタンが追加されるようになった。タップすると、アプリ「ファイルマネージャー」の画面で、Dropbox内のデータにアクセスできる。

 Androidでは一般的に、特徴的なインテント機能によって、アプリ間でファイルやデータをやりとりすることは比較的簡単にできる。写真を表示させた状態で「共有」などのボタンを押し、表示される一覧からTwitterクライアントアプリを選択すると、写真をTwitterに投稿する投稿画面が開くといった具合だ。インテントでクラウドサービスのアプリにデータを“投げる”と、多くの場合は簡単にクラウドサービスと連携できることになる。

 一方で、「isai LGL22」では標準でクラウドサービスに対応しているということもあり、例えば標準搭載の音楽プレーヤーアプリ「音楽」でも、Dropboxを音楽データの格納場所として指定できるなど、クラウドに既にあるデータを活用するという視点で応用されている印象だ。筆者は、転送速度などの面でDropboxをこうした目的に使っていないが、ローカル、クラウドと柔軟に使い分けられるのは魅力的だ。