みんなのケータイ

 筆者のLumia 920に入れているアプリの数も日々増えており、後から追加したアプリの数は50本を超えるようになった。Windows Phone 8のアプリは「ストア」からダウンロード可能で、無料トップ、有料トップといった総合ランキングのほか、カテゴリーごとの人気ランキングでアプリ一覧が表示されるのはiOSやAndroidのアプリストアと類似している。アプリの数としてはまだ絶対数は少ないのは事実だが、普段使いする分には最低限のものは揃っていると筆者は思うところだ。

 このストアに並ぶアプリの順列は端末の国設定に合わせ、その国でのランキングが並ぶようになっている。例えば海外へ行く際は渡航先の国設定にすれば、その国で人気のあるアプリを優先的に見ることができるというわけだ。海外に渡航した際に国設定を現地にすれば、地元に特化した情報系のアプリを探しやすくなる。またアプリによってはその国の設定にしなくては落とせないものもあるため、現地情報アプリを探す際はやはり国設定を変更するべきだろう。

 例えば、台湾のグルメ情報アプリや中国の地図アプリなどは、国設定が日本のままではなかなか見つからないし、アプリの存在を知らなければ検索のしようもない。地域情報系のアプリはこのように端末の国設定を変更してからストア内を適当に眺めつつ見つけ出すのが簡単なように思う。

 ということで、筆者は海外取材に行く際は、あらかじめLumia 920の国設定を渡航先に設定し、現地で役立つアプリを探すようにしている。もちろん必ずしもいいアプリが見つかるわけではないが、現地でのアプリの人気具合がわかったり、思わぬアプリが見つかるなどの楽しさもある。国設定を日本にしておいたままでは、暇つぶしにストアをのぞいてもいつも同じアプリが並んでいる、なんて状況かもしれない。何か面白いアプリはないだろうかと思ったら、国設定を変えてみるのもいいかもしれない。

表示言語を変えずに国設定だけ変更可能。台湾にしたところ台湾の人気アプリがランキングに並ぶ
台湾のレストラン情報アプリ。使い勝手はまぁまぁだが現地で悩んだときに意外と使える
中国で人気の地図アプリ、高徳地図も国設定を中国に変えればすぐに見つかる