みんなのケータイ

 「Optimus G L-01E」のカメラは1320万画素と十分過ぎるほど高画素のセンサーを搭載している。また、Instagramなど特定の効果を狙ったアプリを使わない限り、標準搭載のカメラ撮影機能は長い時間使い勝手を左右するものになる。

 「Optimus G L-01E」でもカメラ機能はさまざまに強化されているが、動く被写体に対しシャッタースピードを調整する「スマートシャッター」のほか、声でシャッターが切れる「ボイスシャッター」、シャッターを押す直前に遡って写真を記録しベストショットを選択できる「タイムキャッチショット」、動画撮影中にも静止画を保存できる「ライブスナップショット」と、なかなか充実している。

 特殊効果を加えた撮影や、写真撮影後の編集といった機能よりも、撮影そのものを正確に、大切なシーンを逃さないといった“真面目”な機能が拡張されているといった印象だ。ただ、「タイムキャッチショット」はモードを予め選択してから撮影するので、使いどころが難しいかもしれない。もっとも、ケーキのろうそくを今から吹いて消すとか、難しいシャッターチャンスが予見できるシーンでは役に立つ。

手を合わせた所でシャッターを切った。直前の状態も含めた中からベストショットを選択できる

 ボイスシャッターはプリセットされている4つのキーワードに反応してシャッターが切れるというもの。自分撮りで集合写真を撮影するときに便利なほか、被写体側がシャッターのタイミングをある程度コントロールできるという意味でも便利だ。

 シャッターのトリガーとなるキーワードだが、プリセットされている「Cheese(チーズ)」「Smile(スマイル)」「Whisky(ウィスキー)」「LG(エルジー)」の4種類のキーワードに反応する。どのように発音するのがベストなのか、音声を再生できるのだが、けっこうネイティブな発音になっており、「え、かなり外国人風に言わないとダメなのか……」と不安になってしまったが、そんな心配は無用だった。いわゆる日本人的な発音で「ち~ず」と言っても反応しシャッターが切れる。それどころか、「スモーキー」「スムージー」などでも反応してシャッターが切れるなど、理解力は高め。一方、「ハイ、チーズ」などと違う言葉を加えるとダメな場合が多いようだ。シャッターが切れるユニークなキーワードを密かに見つけておけば、集合写真の際に笑いが取れるかもしれない。

「スムージー」と発言後の残心

 ちなみに、これらのキーワードのポイントは、ネイティブな発音だと最後が“イ”の口の形で終われるところ。これにより、発音している人の口元が自然な笑顔になるのだ。そういう意味で、プリセットの「LG」も条件を満たしているのである。あと、LGの中の人と集合写真を撮影すると、シャッターのタイミングで「はい、LG~」と掛け声をかけられることも付け加えておきたい。