みんなのケータイ
ジェスチャーなしでは生きられない体になりました
【GALAXY Note II SC-02E】
津田啓夢
(2013/1/28 06:00)
「GALAXY NOTE II」といえば、専用のスタイラス「Sペン」である。で、このSペンによる入力をより便利に使うために避けては通れない、と勝手に思っているのが、ジェスチャー機能だ。
大画面の「GALAXY NOTE II」は、一般的なスマートフォンと同様に、指でタッチ入力して楽しく使える。最近はもっぱら、移動中や仕事中のちょっとしたスマホ利用はタッチ入力、喫茶店(カフェではないw)で腰を落ち着けて調べ物をしたり、企画案を考えたりする場合はペン入力と使い分けている。
いや、正しくはいつの間にかそう使い分けていたのだ。考えごとをするときは、不思議とペン入力が馴染む。個人的な感覚ではあるけれど、言語化できるときはパソコンが楽で、瞬発力が必要な場合や状況把握には指でタッチした方がはまる気がしている。それぞれの入力方法の経験値というか、そこは個人差がかなりある部分だとは思う。
で、ペン入力だが、購入当初、大変わずらわしかったのが画面を「戻る」アクションだ。タッチ操作では、ディスプレイの下にあるバックキーをタッチすればいいが、ペン入力ではバックキーをタッチしても反応しない。同様にメニューキーもそうだ。このため、ペンの握りを少し変えて薬指や小指でバックキーをタッチしていた。
しかし、握りを変えると少し気持ちが悪い。そこで、あまり気が進まなかったが、ジェスチャーを利用してみることにした。「GALAXY NOTE II」では、Sペンに搭載されたボタンを押しながら画面をなぞると、何かアクションが呼び出せる。バックキーに相当するアクションは、「く」の字を書く。メニューを呼び出すには「へ」の字だ。
するとどうだろう、最初は意識的にやっていたものの、今じゃジェスチャーなしでは我慢できない体になってしまった。一度体が覚えてしまうと、これほど便利になるとは。スマートフォンでは、文章などの範囲選択が煩わしく感じるときもあるが、ボタンを押しながら文章をサッとなぞるだけでざっくりと選択できて、細かい範囲選択が指先より確実に速い。めんどくさがってごめんなさい、ジェスチャーを活用していない人は一緒に謝りたくなるはず。