みんなのケータイ

 IGZO液晶が注目されている「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」を使い始めてもうすぐ1カ月になる。日々使っている中で、派手さはないが、ユニークな機能と感じたのが「電話帳アクセスモニター」だ。

 これは、その名の通り、端末内のアドレス帳へ何らかのアプリがアクセスする動作を監視、通知してくれる、というもの。さらには、特定のアプリに対して、電話帳へのアクセスを禁止する、といった設定もできる。Android標準の機能ではなく、シャープによる独自機能で、現在は、「AQUOS PHONE ZETA」のほか、ソフトバンク向けの「PANTONE 6 200SH」にも搭載されている。ちなみにシャープの開発者向けサイトで機能の詳細が案内されている。

 設定メニューの「ロックとセキュリティ」にある、「電話帳アクセスモニター」で対象アプリの一覧を見てみると、Facebook、Evernote、LINE、Runkeeperなどのアプリがずらり。これらのアプリは、「電話帳データベースへアクセスする」という権限を取得するもの。初期設定では「アクセス許可」&「通知する」という形で、アプリの動作自体を邪魔するわけではないが、気になる場合はアクセス禁止にすればいい。

 とりあえず、後からインストールした、ほとんどのアプリに対してアクセス禁止、なおかつアクセスしようとしたら通知する、という設定にしてみたところ、Facebookのアプリがたまにアクセスしようとした、という通知が出る程度で、他のアプリに関しては通知がない状態だ。

 従来型の携帯電話、いわゆるフィーチャーフォンと比べ、スマートフォンは“自由度”が高い。アプリがアドレス帳へアクセスする、なんてことは、フィーチャーフォンのアプリでは限られたアプリだけだったが、スマートフォンアプリはそのあたりの規制がとても緩い。それが魅力でもあり、リスクでもあるのだが、「電話帳アクセスモニター」のような設定を使いこなせれば、リスクを抑えられるだろう。