LYNX SH-10B、放電しても焦らずに

2010年12月21日 06:00
(関口 聖)

 週末になると、パソコンやケータイに触れないことがある。ずっと家族と過ごしているのでその暇があんまりない、ということもあるが、たまにはネットからちょっと離れてみたくなる。テレビを観たり据置ゲームで遊んだりするし、土日両日とも、というわけではないので、コミュニケーションツールとしてのネットからの距離感、といったところで、ちょっと休憩したくなるのかもしれない。

 先の週末、ちょうどその気分になって、土曜日は丸一日、パソコンやケータイは充電台に起きっぱなしだった。「LYNX SH-10B」だけはカバンの中に入れたままだったので、土曜から日曜へ日付が変わろうとする深夜、ちょっと操作しようと手にとったがうんともすんとも言わない。バッテリー残量が尽きたのかな、何かアプリを立ち上げっぱなしにしてたっけ、といぶかしみながら、パッケージ同梱のmicroUSBケーブルで充電しようとしたが、背面のランプが光らない。もし完全放電なら、ランプが付くまで少し時間がかかるかも、ということで、その夜はそこまでにして、パソコンへ接続したまま寝ることに。

 明くる朝、LYNX SH-10Bを手にしたが、電源ボタンを押しても反応がない。おかしい、どうした、と焦って、microUSBケーブルを装着するパソコン側のポートを切り替えても変化なし。パソコンから「放電 SH-10B」と検索してみると、ドコモのQ&Aコーナーに適切な質問&回答があった。そこには「放電時に、パソコン経由で充電できるか?」という問いが掲載され、回答として「パソコン用microUSBケーブルで充電できるのは電源が入っているときだけ可能。放電したらACアダプタ/DCアダプタを」といった回答が掲載されていたので、週明けの月曜、会社に置いていたACアダプタで充電してみると、無事起動した。

 ネットで検索してみると、ハードスペックがほぼ同等となる、auの「IS01」のユーザーも同じような体験をしたのか、ネット上ではいろいろとコメントが見受けられた。Android全般で言えることかどうか、「放電」というキーワードで、ドコモのサイトを検索してみても、ヒットするのはLYNX SH-10Bだけなので、今のところ機種固有の事象と言えそうだ。日々使っていれば、放電状態になることは滅多にないかもしれないが、年末年始、帰省で長時間移動するときには注意してもいいだろう。