カバーと穴の安心感、新端末で悦に入る
2010年12月22日 06:00(津田啓夢)
新しいケータイが「003SH」に! HTC Desire → 003SHと、今回は端末の変更がAndroid→Androidとなったため、手にしてみるまでスマートフォンとしての印象はあまり変わらないのかなと思っていた。ところが、外観だけでもかなり印象が違うのだからびっくり。充電しながら試していこうと思ったら、外部接続端子にカバーがあるじゃないか。
国内携帯電話としてはごくごく当たり前のことだけど、海外メーカー製では接続端子にカバーがないのが一般的。カバー無しの方が合理的かもしれないが、なんとなくホコリが入ってしまいそうで……、という配慮はとても日本的といえる。そこにカバーがあるだけで、製品に対する愛情や大事に使ってね、という想いが込められているような気にもなるってもんだ。
ひょっとして、日本人はカバーが大好きなんじゃないだろうか。思い返してみると、子供の頃に使われていた黒電話には布巾がかけられていたし、ドアノブにはレースのカバー、トイレの便座やランドセル、キーボードなど、とにかく生活の中にカバーがたくさんあった。携帯カバーやケースの充実ぶりを考えてみても、そんな気がしている。
“日本的”な部分として、ほかにも「003SH」のストラップ穴もうれしいポイントだ。ストラップがあることに慣れているせいか、正直、スマートフォンだってストラップがないと不安に感じていた。カバーがあるのと同じように、安心感に繋がるし、同じような外観になりがちなフルタッチタイプの端末の中にあって、“俺のモノ”をアピールできる有効な手段じゃないだろうか。ってなわけで、「003SH」では、ケータイ係長の巨大なストラップを装着し、“俺のモノ”をアピールしていきたい所存であります!