卓上ホルダと接続ケーブル
機種変更するケータイを選ぶとき、どんなことを気にするか。ほとんどの人がスペックや機能、対応サービスなどは誰も気にすることだけど、ボクが個人的にちょっと気にしているのが卓上ホルダ。
卓上ホルダって、元々は端末の標準キットに含まれるものだったけど、コストダウンの影響か、NTTドコモもソフトバンクも一部の機種を除いて、オプション扱い。ところが、ありがたいことにauは今でもちゃんとパッケージに同梱されている。「今どきはみんな直接、ACアダプタをつなぐから、卓上ホルダはいらないんだよ」なんて声も耳にするけど、先日、ケータイ Watchの「お題部屋」に掲載された結果なんかを見ると、やっぱり、必要と感じている人が多いってのがよくわかる。『使ってる』と答えた人の理由を見ると、「そうそう」って、うなずいちゃうくらい。
ただ、卓上ホルダも付属していればいいってわけじゃなく、いろいろと気になるポイントもある。たとえば、端末の着脱のしやすさ、机の上に置いたときの安定感、ケーブル類の取り回しなどは気になるところ。個人的な好みを言えば、卓上ホルダに置くだけで、データ転送も充電もできる『クレードル充電台』がベストチョイスなんだけど、今回のW62SHは残念ながら、クレードルタイプではない。LISMOなどを利用するため、W62SHをパソコンとつなぎたいときは、本体の右側面に装備された外部接続端子に付属の専用USBケーブル(約80cmと短い!)を接続することになる。正直なところを言っちゃうと、これは結構、面倒なのだ。特に、ボクはMySync Bizを使って、Outlookとスケジュールのシンクロをしているんで、毎日のように、カバーを外し、ケーブルをつながなくちゃいけない。手間はかかるし、カバーは傷むし......。
もうひとつ残念というか、未解決の問題もある。実は、付属の専用USBケーブルでパソコンとつないだとき、LISMO Portは問題なく動作するんだけど、なぜかMySync Bizがうまくつながらない。使い込んだWindowsが原因かと思ったけど、新たに購入したパソコンでも状況は同じ。しかたないので、今まで利用していたMySync専用USBケーブルもつなぎ、アプリケーションに応じて、ケーブルをつなぎ替えているというのが現状。
でも、W62SHの卓上ホルダは端末を置いたときの収まり具合いもいいし、底面に可倒式の足が付いていて、ワンセグ視聴時は見やすい斜めの位置にできるなどの工夫(SH906iなどでも採用)もあり、結構、実用的な仕上り。この仕上りを維持しつつ、ぜひ、次期モデルではクレードル充電台にトライして欲しいなぁ。