「SO906i」はデジタルフォトフレームになっちゃうかも

2008年8月27日 11:00
(関口聖)

 ジョギングケータイを探した結果、「SO906i」に行き着いたわけだが、せっかくなので実際の利用シーンを記しておこう。といっても、使い方はいたってシンプル。ウイングスタイル社が提供するジョギング用iアプリ「ジョグノートモバイル」をダウンロードし、走る時に使うというだけ。月額315円のアプリだが、無料会員でもダウンロードから2週間は無制限で利用できるし、それ以降は10分間だけ使える。

 起動中はGPSで走行経路を記録して、走行平均速度や走行距離、走ったルートをチェックできる。実際に走ると途中で小休止することもあるのだが、そのときに平均速度をチェックして、その後のペース調整に活かしたりしてる。なにより、記録されることで「3日もさぼったなぁ」「今日で5日間連続や!」と後ろめたさを感じたりニヤニヤしたりできるのが嬉しいし、「今週はこれだけ走ったんだから、ビールをもう一杯飲んでもいいかな」と考えたりすることもあって、細かいところで役立っている。

 とはいえ、「SO906i」はドコモのハイエンドモデルの1つであって、ジョギングだけじゃ能がない。購入直後から気に入っている機能「音楽付スライドショー」を紹介したい。その名の通り、端末内(microSDカード内)の静止画を次々と再生していく機能だが、もともとこの機能はCyber-shotケータイ「SO905iCS」で採用された「音フォト」がベースと言える。つまり、写真に特化したケータイで写真を楽しむために用意された機能が「SO906i」にも用意されているのであって、「SO906i」がちょっとしたデジタルフォトフレームに早変わりするのだ。

 再生時には、単にパパパっと写真が切り替わるだけではなく、写真が上から下に流れたり、徐々に拡大したり、縮小したりするといった演出もある。そして、何より「SO906i」の背面には端末をデスクに立てるためのスタンドがある。"BRABIAケータイ"と名付けられただけに、ワンセグ視聴用に用意されたであろうスタンドだが、正直言って、ワンセグよりスライドショーのときに使うことのほうが多い。

 microSDカード内の写真を「音楽付スライドショー」で再生する場合、フォルダ単位で再生することになる。パパとしては、普段なかなか遊べない息子さんの写真集フォルダをあらかじめmicroSDカード内に設けておき、出社早々、再生するのが日課となりつつある。卓上に写真立てを置くなら、こういう形もオススメですハイ。