みんなのケータイ

ChatGPTと人に助けられた、中国で紛失したスマホが無事に返ってくるまでの数時間の記録
2026年9月28日 00:00
海外旅行には、筆者はだいたいいつも、iPhoneとAndroidスマートフォン、それとパソコンを持って行きます。今回の中国旅行も「iPhone 15」「OPPO Find X3 Pro」、そしてパソコンという構成でした。
中国に少し慣れてきた旅行4日目。潮州のスーパーへ買い物に行き、ホテルへ戻ってきたところで事件発生。
あれ? ポケットに入れたはずのFind X3 Proが……ない。
カバンにもない。買った物の中にもない。
慌ててパソコンからGoogleの「Find Hub」を開き、Find X3 Proの位置を確認します。ところが表示された場所はスーパーでもホテルでもない、なんとも微妙な位置。中国ではGoogleの地図表示にずれが出る事情もあるので、それだけでは判断できませんが……。
「音を鳴らす」を実行してみます。
……聞こえない。
まさか、どこかに落とした?
夕方からツアーの予定もあります。このままロックだけして予定を強行するか……いや、ちょっと待て。ひとりで焦っていて冷静に判断できていないかもしれない。
よし、ChatGPTに相談しよう。幸いなことに、ChatGPTのアプリは、iPhone・Find X3両方に入れていました。
「Androidを1台なくしたかもしれない。とりあえずロックして予定を強行したいんだけど、どう思う?」
返ってきたのは、「予定の強行はやめて、今すぐ探すべきです。まず『紛失としてマーク』を実行してください。初期化はまだしないでください」という回答でした。
さらに、拾った人向けに中国語のメッセージも作ってもらいます。「スマホをなくしました。拾った方はWeChatで連絡してください。都合のよい場所へ受け取りに行きます」という内容です。
端末を『紛失としてマーク』すると……ほどなくして、iPhoneの方に入っているWeChatに連絡が来ました。
今度はChatGPTに、「現在地を送ってください。確認のためスマホかケースの写真を送ってください」と中国語で返事を作ってもらいます。
送られてきた写真には、紛れもなく筆者のFind X3 Proが!
ん! この人が持っているのは間違いない!
ここまではチャッピー頼みで順調。ところが筆者、中国語はまったく話せません。相手から音声通話が来ても「ウェイウェイ、ハロー、ハロー」くらいで、その先が続かない。あっさり通話終了。詰みました。
ええい、こうなったら人間に頼ろう。
ホテル1階のフロントへ走り、スマホをなくしたこと、拾った人とはWeChatで連絡がついていること、でも中国語が分からないことを身振り手振りで説明しました。
フロントの方は筆者のiPhoneを受け取り、WeChatの音声メッセージで相手とやり取り。そしてニッコリ。
「彼がスマートフォンをホテルまで持ってくるそうです。30分ほど待っていてください」
え……持ってきてくれるの? こっちから行くんじゃなくて?
半信半疑でロビーのソファに座っていると、本当に拾った方がホテルへやって来ました。白髪交じり無精ヒゲ・Tシャツのおっちゃんです。フロントの方にも立ち会ってもらい、無事にスマホを受け取ります。
「やぁ、スーパーの駐車場で、俺の車のすぐ前に落ちてたんだよ」とのこと。
お礼を渡し、フロントの方にも何度も感謝して一件落着。あとでホテルチェーンの問い合わせ窓口にも、フロントの方の名前入りでお礼を送りました。
スマホをなくしたことに気づいてから、戻ってくるまで3時間もかかっていません。
海外でスマホを落とすなんて、何やってんだ自分……とは今でも思います。でも、位置検索と紛失モード、ChatGPTの翻訳と判断支援、そして何より拾って届けてくれた方とホテルスタッフの親切。全部がつながって、異国の地でなくしたスマホが数時間で戻ってきました。
拾った人を最初ちょっと疑ってしまって、悪かったなあ……。
旅先では、スマホのバックアップだけでなく、「なくしたとき、どう探すか」も一度確認しておいた方がいい。そんなことを身をもって学んだ中国旅行なのでした。






