みんなのケータイ

「LINE」がAndroid Autoに対応していた

【Xperia 1 VI】

 9月上旬ごろにコミュニケーションアプリ「LINE」がAndroid Autoに対応しました。iOSのApple CarPlayではすでに対応済みでしたが、ようやく追いつく形になりました。

ある日の走行中、LINEの通知が来たことで気が付いた

 現状では受信したメッセージを通知、読み上げ、定型文による返信のみのようで通話の発信・応答はできないようです。また、通知が来る対象はグループトークと1対1のトークルームのみ。ヘルプセンターによるとアプリバージョン15.15.1以上で利用できます。

こんな感じで通知が来る。これは普段からなのだが、なぜか同じ通知が2度来る

 運転中でもさっと内容を把握できるのは便利ですね。国内に多くのユーザーを抱えるLINEがついに対応を果たしたということで、Android Autoの利便性もひとつ上がったといえるでしょう。運転して誰かを迎えに行くときなど、待ち合わせ中のやり取りなんかは便利そうです。

 とはいえ、極めてパーソナルな会話内容がカーナビの大きな画面に出てくるというのは、まあ人によってはかなり緊張が走るシーンがあるのではないでしょうか。走行中だけに。

 上記のヘルプセンターによると、Android Autoで表示される通知画面のベルのようなマークをタップすれば、通知されなくなるようです。いろいろと設定を探ってみたところ、Android Auto側で設定内にある「アシスタントと通知の共有」をオフにすることで、通知が来なくなりました。

スクリーンショットは「Xperia 5 IV」のものだが、項目は同じ。「メッセージの通知を表示する」という項目もあるが、これをオフにしても筆者環境ではLINEの通知は止まらなかった。そういう設定ではないのだろうか……

 もっともこの場合、LINE以外の通知も来なくなると思いますが(着信は通知されました)、少なくともこの設定からは、個別のアプリごとに通知は操作できないようです。

 Apple CarPlayはだいぶ前から先行していたこともあり、LINEのAndroid Auto対応を待ちわびていたという人も少なくないのではないでしょうか。機能的には少々スモールスタート感がありますが、今後の発展にも期待したいところです。