みんなのケータイ

ピンクのボディーがかわいい「バービーフォン」を触ってきた

2024年9月上旬、ドイツ・ベルリンで開催されたIFA2024に合わせてHMDはプライベートイベントを開催し、あの「バービー」をフィーチャーした「Barbie Phone」を披露しました。すでに発表はされていましたが、実機のイベント後悔は今回が初めてです。

HMDのBarbie Phone

 Barbie Phoneはフリップスタイルのフィーチャーフォンです。本体はプラスチック素材そのままの質感で、玩具のような仕上げ。とはいえこれはバービーの世界観をイメージしたものでしょう。

 本体を閉じると上蓋部分はミラー仕上げになっており、その内部に時計も表示されます。カメラはありますが画素数は500万画素。手軽にスナップを撮る用途向けであり、本格的な撮影には向いていません。でも製品ターゲット層を考えるとこれで十分なのでしょう。

上蓋のディスプレイ部分はミラー仕上げ

 本体を開くと2.8インチのディスプレイが現れます。ボディーは淡いピンク、10キーは濃いピンクとどちらもピンクで仕上げたツートンカラー。よくみるとキーパッド部分にはハートマークなどもうっすらと印刷されています。

開けばケータイとしてつかえる

 Barbie Phoneで出来るのは通話とSMS、カメラが少々。レトロなスネークゲームなどもありますが、スマートフォンではなくあえて単機能なモデルを求めるZ世代向けの製品であり、機能であれこれ判断する製品ではありません。

 バービーになつかしさのある層もターゲットにしているかもしれませんが、他にはないピンクカラーのフィーチャーフォンは持っているだけで目立ちます。

機能と呼べるものはほとんどない

 着せ替え用の電池カバーが2つとストラップやステッカーも付属します。このBarbie Phoneはノキアブランドのフィーチャーフォン「Nokia 2660 Flip」をベースとしたモデルですが、2022年発売のモデルが今でも使い物になるのが単機能フィーチャーフォンのいいところです。

電池カバーなど付属アクセサリもカワイイ

 ちなみに4月にはハイネケンから世界一退屈な電話という「The Boring Phone」が発表されましたが、それもベースは同じノキアでした。

 HMDは一時期、過去のノキアの携帯電話の復刻版を出していましたが最近はあまり活発に出していません。これからしばらくはスマートフォンに対するアンチテーゼ的なフィーチャーフォンを出していくのかもしれません。

ハイネケンのThe Boring Phone