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「Threads」「Bluesky」も試してみたけど、当面は「X(Twitter)」を使い続ける予感

 ここのところ、連日のように話題になっている印象がある「X(旧Twitter)」。イーロン・マスク氏による買収後、さまざまなアップデートが実施されてきましたが、とうとうロゴや名称も変更され、“青い鳥”のおもかげがなくなりつつあります。

 代替アプリとして彗星のごとく(?)現れたのが、FacebookやInstagramを手がけるMetaの「Threads(スレッズ)」や、Twitterの共同創業者だったジャック・ドーシー氏が関わる「Bluesky」。特に前者は、登録者数の急増が注目の的となりました。

 個人的な話になりますが、筆者は主に情報収集の手段としてTwitterを使っています。投稿こそしませんが、プライベート・仕事の両方で手放せない存在。最近「XPro」になったWebアプリ「TweetDeck」も使い、スマートフォンやパソコンでタイムラインをチェックしています。

 フォローしている人の投稿に加え、重宝するのが「検索」。電車の運行情報から、コンビニに並んでいる新商品の感想まで、さまざまな情報をリアルタイムで確認できます。そのため、調べる情報の種類によってはググるより先に「X」を開くことも。

「X」を使えばトレンドも手軽にチェックできる

 でも、代替アプリとして「Threads」「Bluesky」があるなら、なんでも試したくなる筆者としては見逃せません。そこでどちらも登録してみたのですが、結論からお伝えしてしまうと、まだまだ筆者には「X」が必要だ……ということになりました。

 まず「Threads」は、「Instagram」のアカウントから簡単に登録できて、ユーザー数が多い(増えている)こともメリットになりそう。ですが、現時点の筆者の環境では「検索」機能がないためタイムラインを眺めることしかできません。インターフェイスもどちらかといえば「X」より「Instagram」に近い印象で、今のところはアプリを開く回数がかなり少なめ。

どことなく“インスタっぽさ”がある「Threads」

 続いて「Bluesky」は、インターフェイスが「X」のものにかなり近く、「検索」の機能も備えています。そのため、移行先としてはストレスをあまり感じません。ただ、招待制であることが災いしてか、ユーザー数は少ないのかなという感じ。検索しても情報量はあまり多くないし、フォロー対象を探すのもなかなか大変です。

「Bluesky」は「Threads」より「X」に近いイメージだが、ユーザー数が少なくてちょっとさみしい印象

 結果として、日中は主に「X」を利用し、「Threads」「Bluesky」は寝る前などに思い立ったら開くくらいの頻度になってしまいました。

 振り返ってみれば、「X」関連で一番焦ったのは、サードパーティ製のクライアントが壊滅したとき。それも今では純正アプリを違和感なく使っていますし、「Twitter」→「X」への変更に伴う戸惑いも、数カ月間経てばなくなるのかなと思います。

 とはいえ、選択肢が多いことはいいことだと思っているので、「Threads」「Bluesky」の動向も注視したいところ。どちらも今後のアップデートに期待しつつ、当面は「X」のお世話になりそうな予感がしています。