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花粉症シーズンへの備え、スマホから利用できる医薬品デリバリーを調べる

 そろそろ花粉症が厳しいシーズンが到来しつつある。例年であれば、2月最終週にスペインのバルセロナで始まるMWCで現地を訪問し、そこでその年最初の花粉症の症状が出て大いに苦しむのが恒例だった。

 2011年に現地を初訪問した際には開催最初の2日間ほどは酷い熱で会場の隅やホテルでダウンしていたほどで、以後はそのための事前の準備も怠りなく、最小限度の症状で収めることに成功している。

 今年は諸般の事情で日本どころか東京を3月まで離れられず、MWCならびに同週にドイツのデュッセルドルフで開催されるEuroShopの参加も断念せざるを得なかったが、先行してバルセロナ入りした業界の知り合いが花粉症に関する注意をSNSに投稿していたのを見て、ふと思い出したという流れだ。

バルセロナから列車で1時間半ほどの距離にあるオスタルリック(Hostalric)の街を城塞跡から見下ろす。あまりメジャーな観光地ではないが、ジローナ(Girona)の街への中間地点にある交通の要衝で丘陵の尾根に沿って中世の街並みが続く

花粉症の薬をデリバリーで取り寄せる

 冒頭でバルセロナ初訪問の年に花粉症で苦しんだ話を紹介したのは、そのための薬の準備が不十分で、常備薬さえあれば対応に困らなかったという教訓にある。

 2月末のタイミングというのは花粉症のシーズンには若干早く、日本を離れてバルセロナでいきなり花粉症が悪化すると思わなかったのが反省点だ。以後は解熱剤だけでなく、鼻炎薬や咳止め、アレルギー症状を抑える処方薬1週間分をまとめた薬袋を必ず手荷物の中に入れるようにしており、実際に何度も窮地を救われている。

 備えあれば憂いなしとはいうが、テレワークの普及で家で作業する時間も長くなり、家庭内で常備薬をストックしておく重要性がより高まっている。筆者の場合、最寄り駅まで15分という徒歩圏に薬局が1つしかない状況で、割と早め早めにストックを適時補充するようにしているが、もし起きるのもつらい状況で手元にない薬を必要とした場合、わざわざ買いに行くのはちょっと厳しい。

 少し前は新型コロナウイルス(最近では「コロナ2019」と呼ばされるらしいが)で外出もままならない人たちが薬を求めて入手に苦労するという話を何度か聞いており、他人ごとではないなと考えたりした。

 実際、以前にWolt Japanの代表である野地春菜氏にインタビューしたとき、コロナ禍も後半に入った2021年から2022年にかけてWoltを含むデリバリー業界で起きた変化の1つに「熱さまシートや水分を補給できる飲料、栄養食、場合によっては風邪薬といったオーダーが増加した」という話をしていた。つまり、自分が動けないなら必要なものはデリバリーで取り寄せるというわけだ。

 そんなわけで、地元の医薬品デリバリー状況をちょっと調べてみた。医薬品配達可能なデリバリーサービスはいくつかあるが、筆者の住所で利用可能なのは実質的にUber Eatsのみ。同サービスではツルハなど薬局を指定も可能だが、エリアとしては配達圏外。医薬品を指定できるのはコンビニのローソンだけで、しかも自分の指定可能な対象店舗では医薬品は扱っておらず、冷却シート的なもののみ。デリバリーサービスを使った即時配達は難しそうなので、本当の緊急時は救急車に頼るしかないのかもしれない。

Uber Eatsでデリバリー指定可能なローソンは医薬品を扱っておらず

 いわゆるデリバリーサービスではなく、薬局独自の配達サービスというのがある。

 たとえばツルハドラッグでは対象店舗から2km圏内であれば購入商品の配達が可能となっているが、筆者の家からだと最寄り店舗は2km圏外。くすりの福太郎も同様のサービスを行っているが、こちらも2kmギリギリという場所だ。マツモトキヨシは宅配便を使って特定の店舗から全国へ一斉配送というサービスを行っているので、急ぎではないという条件であれば選択肢になる。

 ただ、徒歩圏に唯一ある薬局というのがマツモトキヨシなので、時間がかかるくらいなら普段から小まめに薬を買い足してストックを揃えておく方が利口かもしれない。あまりにもまわりに店がなさすぎて、デリバリーも使いにくいというのは残念だ。

ネットスーパーが救世主かもしれない

 今回の趣旨とは関係なく、ある日何気なくイオンネットスーパーを覗いていたら、医薬品カテゴリがあることに気が付いた。ペットボトル飲料などの購入はよくネットで注文しているが、箱でまとめ買いのときはAmazon、細かく指定するときはイオンといった具合に使い分けている。最近は異世界に行ってもネットスーパーが活躍しているらしいが、今回は飲料のみならず料理用の食材も含めて細かくチェックしていたら、医薬品の項目が眼に入ったというわけだ。

 家の近所には何もないが、なぜか巨大なイオンモール幕張新都心が徒歩30分程度と比較的最寄りにあるという立地で、注文から24時間で配送されるという利便性もありコロナ禍の海外出張での隔離期間中は大いに活用させてもらった。

 イオン内にある薬局の取り扱いで第2種の医薬品を注文したときは確認事項が多いものの、配達日指定は通常の買い物に混ぜることが可能なようだ。なので、前日の注文であれば翌昼以降の配達が可能で、これまで試してきた中では一番到着が早い。配送料が300-500円+消費税の範囲でかかるので個別に注文すると割高になるが、他の買い物と合わせれば多少は平準化されるだろう。他のデリバリーの利用では苦労する我が家だが、イオンが近所にあるおかげでほぼデメリットを相殺しているといえる。

イオンネットスーパーで他の買い物と一緒に医薬品も注文可能。しかも配送時間も早い