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スマホで細かい文字が読みづらい? Android 12の「画面の一部を拡大」できる機能がおすすめ

【Pixel 5a(5G)】

 筆者の目には「複視」という症状があります。そんな筆者にとってAndroidの画面の一部だけを拡大して表示できる機能がとても便利です。

 「複視」というのはものが二重に見えるというものです。パッと見で「ここ、めちゃくちゃ密な空間だな」とか思ったら、実は筆者にだけ倍の人数が見えていたという、そういった事態が発生します。

 人やモノはどっちが本物で偽物かの区別がつくのでまだいいんですが、文字は判読するのに骨が折れます。細かな文字が被るとさすがに見づらい。とにかく見づらい。スマートフォンの小さい画面だと結構困るのです。

 そういう細かい悩みを抱えていたのですが、Androidの機能を使って解決できました。ちなみにこれ以降はAndroid 12を搭載する「Pixel 5a(5G)」でのお話です。

 「ユーザー補助」の中にある「拡大」という機能がそれ。メニューを開くと「拡大の種類」という項目がありますが、ここから画面全体を拡大するか、一部だけを拡大するかを選択できます。

このメニューには便利な機能が多いと思う。音量ボタンの同時押しや画面3タップでも起動できる

 一部を拡大する機能は、拡大鏡みたいな感覚で使えるので大変便利。起動するときは以前にも本コーナーで紹介した「ユーザー補助機能メニュー」のショートカットをタップすればOK。長押しすれば、通常のメニューなどと入れ替えられます。

細かい文字も読みやすい。ピンチインできないホーム画面もこの通り

 普通にピンチインでズームすればいいんじゃないの? と思われるかもしれませんが、通常ではズームできない箇所でも拡大できるというのが優れているポイント。アプリでニュースを読むことが多いんですが、そういうときに重宝しています。

 文字を読むのに拡大鏡が必要というのは、少々おじいちゃん感が否めませんが便利なものはやはり便利です。老眼の方には特に有効と思われるこの機能。文字が読みづらくて悩んでいるのなら、設定してみてはいかがでしょうか。