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Galaxy Z Fold3は夜景撮影にピッタリのスマホだった

【Galaxy Z Fold3】

 冬といえば、街のあちこちにイルミネーションがきらめくシーズンだ。また、凛とした空気のせいか、ほかの季節より夜景が美しく感じられる。

 記憶の中だけだと思い出が“改ざん”される恐れがあるし、そもそも年齢的にも覚えておくのが難しい。できれば、美しいなぁと思ったその景観をしっかりと切り取って安全な場所に保管しておきたい。

 そんなわけで、スマホカメラが大活躍している。特に、最近購入した「Galaxy Z Fold3」のアウトカメラは優秀だ。超広角、広角、望遠、それぞれ1200万画素と高解像度。F値も、それぞれ2.2、1.8、2.4となっており、まずまずの明るさだ。

 カメラアプリに搭載しているプロモードでは、ISO感度、シャッター速度、絞り、ホワイトバランスなどの値を設定できる。作品として残しておきたいという人にはありがたいだろう。とはいえ、サッと取り出して、パッと撮るという気軽さがスマホカメラの良さだと思うので、今回はさまざまな夜景をフルオートの設定のまま撮影してみた。

 まずは、多摩センター駅前に出現したイルミネーションだ。買い物に行ったついでに、イベント中であることを思い出して撮影した。

海の中道っぽいつくりのイルミネーション回廊。望遠カメラ使用で、F値2.4、ISO感度320、シャッタースピード1/50秒
冬の時期の、さらに期間限定で設置されているツリーと、並木の電飾。望遠カメラ使用で、F値2.4、ISO感度2000、シャッタースピード1/33秒。何も設定していないのに、幻想的な雰囲気を醸し出している

 次は、工場夜景だ。クルーズにでも参加したかったが、予算が合わず、陸からの撮影となった。

不夜城のよう。広角カメラ使用で、F値1.8、ISO感度1000、シャッタースピード1/9秒。等倍で表示してしまうと粗が目立つのだが、Webに掲載するサイズに縮小するだけであれば、くっきりして見える
不夜城その2。広角カメラ使用で、F値1.8、ISO感度800、シャッタースピード1/25秒
上の写真の一部分を拡大したもの。文字を読めるほどくっきり

 「Galaxy Z Fold3」は、フラッグシップモデルの割に、カメラ機能が特別良いものだという売り出し方をしていない。それでも、SNS映えする夜景の写真を何も考えず気軽に撮れる、わたしのようなズボラな人にピッタリのスマホだと思うのだ。