みんなのケータイ
子供にスマートフォンを持たせようか検討中
2021年12月24日 00:00
娘のケータイをスマートフォンに買い替えようか悩んでいる。
まだ小学生なのでスマホは……と考えていたのだが、もう高学年にあがるので周りの子たちの中にはスマホを持つ子が出てきたり、親の視点でも「スマホの方が安心かも」と思ったりすることもあって真剣に検討中だ。
子供用のケータイを娘に持たせている理由は、「どこにいるかを知りたい」からだ。
小学生にあがり徐々に行動範囲が広がっていた。たとえば家の前の公園で遊ぶといって出かけたのに、気付けば友達に誘われて違う公園へ移動していて居場所がわからないといったことがある。
また、公園で遊んでいたはずが、友達の家にお邪魔していて姿が見えないこともある。親としては、子から告げられた場所にいないことに焦った経験が過去何度かあったので、子供用のケータイを持たせるようにした。
実際に持たせてみると、最初こそ「使い方がわからない」と持つことを嫌がっていたが、友達もケータイを持つ子が増え、通話もメール(SMS)も多用するようになってからは、筆者からの連絡にも割とすぐに返してくれるようになり、ホッとできることも増えた。
だが、ひとつ気になっているのが子供用のケータイの通信料だ。
今使っているのはNTTドコモの「キッズケータイ SH-03M」で、専用の料金プラン「キッズケータイプラン」は月額550円とかなり安い。
家族間通話は24時間無料なので筆者との通話だけなら安く済ませられるものの、上に書いたように友達との連絡にも利用しているため、基本料金の倍額くらいの請求になっていることに気付いた。
また、現在地を調べる「イマドコサーチ」も、探す側の回線ごとに契約が必要で、220円×3回線分で660円を毎月支払っているので、基本料金と通信料、そしてイマドコサーチの月額まで含めると1500円~2000円ほどの支払いになっている。
ここまで払っているのであれば、サブブランドやMVNOの5GB~10GB程度の料金プランでスマートフォンを持っても毎月の通信料は変わらないので、いっそスマホを持たせてしまおうか、と考えついたわけだ。
娘のケータイをスマートフォンにすれば、親子間の連絡もSMSではなく、送信料のかからないLINEなどを利用できる。
現在地を調べるのも、たとえばiPhoneであれば「探す」アプリで調べられるので、イマドコサーチの月額料金を払わないで済むなどメリットは多い。
ほかにもスマートロックのファミリーキーを発行できるので、スマホだけ持っていて鍵を忘れてしまった場合でも家に入ることができ、親としては安心できる。
月額利用料についても、本稿執筆中にNTTドコモの「U15はじめてスマホプラン」の内容が改定され、毎月1815円で月間データ容量5GBまで利用できるようになった。5分以内の通話定額も付いてくるため、現在支払っている料金とも大きな差もなく、プラン内容の使い勝手も良さそうだ。
最初は「1000円前後のMVNOやサブブランド」や「段階制プランを1GBで止めるようにする」といった感じで考えていたのだが、通信速度や親子間での通話料、データ通信の使い勝手がどれも微妙に感じられたため、スマートフォンを持たせることが現実的に感じられるようになった。
あとの課題は機種をどうするか。機能と予算はまだまったく決めていない。
本当に子供へスマートフォンを持たせることになったとしても、どのような方法で、使わせたくない機能を制限したり利用状況を管理したりするのか。はたまた、フィルタリングサービスをどうするかなど、実際に持たせるまでの課題は多く残っている。
筆者自身の通信料は、これ以上、もう見直しようがないくらい最適化してしまったが、しばらくは子供にスマートフォンを持たせる場合のコストや管理方法を考えるのが宿題であり、楽しみになりそうだ。