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OPPO Find X3 Proの「顕微鏡カメラ」は結構遊べる!

【OPPO Find X3 Pro】

 OPPO Find X3 Proには「顕微鏡カメラ」というユニークな機能があります。30倍または60倍で接写できる機能で、紙や布、葉などを撮影すると、肉眼では見えない細かい特徴まで捉えることができます。「スマホでここまで撮れるなんてすごい!」と感心しつつ、「これって、そんなに使うことあるかな?」と実用性を訝っていたのも事実。でもね、結構飽きないんですよ。さすがに毎日は使いませんが、ときどき身近なものを撮影して、楽しんでいます。

顕微鏡カメラは、カメラの「その他」→「顕微鏡」から起動
撮影したい物にレンズを密着させてから、少し本体を浮かせるようにしてレンズを離すとピントが合う。倍率は「30×」または「60×」を選べる。ちなみに、これはスマホのディスプレイを写した画面
顕微鏡カメラにはリングライトがあり、起動すると自動で点灯する

 筆者が実際に撮ってみて、面白かったのが紙幣。偽造防止のためか、紙幣のデザインって、ものすごく細かいんですよね。顕微鏡カメラで撮ると、「こんなところにまで文字が記されていたのか!」と驚くこと請け合いです。

10ユーロの紙幣を撮影してみると、肉眼では気付きにくい細かい文字を発見できた
ユーロ紙幣の裏面には橋が描かれていて、橋の欄干などに文字が記されている。顕微鏡カメラでは、それをはっきり読み取ることが可能
日本の1000円紙幣を撮ってみると、「NIPPONGINKO」という表記を発見

 食塩や胡椒、氷など、普段じっくりと観察しないものを撮ってみました。小学生に戻って、理科の実験をしているような気分を味わえること請け合いです。ここには載せませんが、自分の皮膚や体毛を撮ってみたりもしました。

肉眼では白い粉にしか見えない食塩を撮影
ガリガリと挽くタイプの黒胡椒の粒を撮影
冷凍庫の製氷機で作った氷の表面を撮影

 顕微鏡カメラには、5種類の特殊効果を加えられる機能もあります。カメラをわずかに動かすだけで万華鏡のように模様が変化し、多彩なオリジナル模様を作成できる趣向。ビデオ撮影もできるので、模様が変化するアニメーションのような素材を作ることもできます。

顕微鏡カメラ起動時に、左上のアイコンをタップすると特殊効果を選べる。クモの巣、ハチの巣、泡、渦巻き、ダズルの5つの効果が用意されている
特殊効果による模様の変化をビデオ撮影してみた。オリジナルビデオを作っている人なら素材として使えそうだ

 そもそもOPPO Find X3 Proのカメラは高性能で、たとえ顕微鏡カメラがなくても満足できます。顕微鏡カメラは、OPPOが技術力をアピールするための「飛び道具」と言ってもいいでしょう。なんとなく、顕微鏡カメラはこのモデルだけの機能で、後継機種には搭載されないと予想しています。

 ですが、顕微鏡カメラは手軽にいろいろなものを拡大して見られて、撮影もできる。生活必需品ではありませんが、あって困るものでもありません。あったらあったで活用できるものです。1~2年後に機種変更をしてSIMを抜いても、顕微鏡カメラだけは使い続けるかもしれません。