ツーリング中のバイクから落ちたAQUOS sense5Gの運命

　各メーカーとも、秋の新製品をどんどん投入している。「そろそろ新しいスマホを買いたいな」と考えつつも、相変わらずAQUOS sense5Gを炊事場や浴室、猫動画撮影に使っている。もちろん、バイクでツーリングに出かけるときにはカーナビとして大活躍中だ。

　このスマホがバイク用カーナビとして優れている（バイク用カーナビじゃないけど）のは、ピカピカの日差しに負けないアウトドアビューにより、視認性を高めているし、高い防水防塵性能（IPX5、IPX8）も備えている点。自動車では必須ではないこの性能は、安心してツーリングに出かけるのになくてはならないものだといえよう。

　多少気温の高い日があるとはいえ、吹く風は心地良い。秋はバイクで出かけるのに最高のシーズンだ。

　スマホホルダーにAQUOS sense5Gをセットして走行していたところ、あろうことか、帰路でスマホホルダーから見事な弧を描いて落ちてしまった。しかも、なんの前触れもなく……。

　幸い、わたしの後方を走っていた家人がすぐによけてくれたし、通っていたのが直線道路で、車通りが少なかったこともあり、タイヤで轢（ひ）かれることなく手元に戻ってきた。不幸中の幸いか。

　さらに幸いなことに、AQUOS sense5Gは米国防総省が制定するMIL-STD-810Hの全19項目に準拠している。これには落下による耐衝撃テストも含まれる。安いとはいえ、TPUクリアケースにも入れている。

　そのおかげか、落下した衝撃でケースから外れ、アスファルトにぶつかったと思われる角にわずかな擦り傷をこさえただけで、割れどころか凹みもない。これがMIL規格準拠スマホのチカラっ……！

下部両隅に同じような傷ができてしまったが、むしろこれだけで済んだことに驚き

背面から落ちたとはいえ、止まるまでに何度か回転し、ディスプレイ面もアスファルトにぶつかったはずなのに傷ひとつない

　落ちていくのがわかった瞬間に、「わたしもケータイWatchの人気連載『The クラッシュ！』の仲間入りか……」とすべてを達観してしまったが、幸か不幸かそうならなかった。

　新しい端末のことを考えたり購入を検討し始めたりすると、使用中の端末が壊れる、ということはよくある話だが、まさか走行中のバイクからダイブするとは思わなかった。落としても（いろいろな意味で）大丈夫なスマホをバイク用カーナビに使っているとはいえ、落ちていったときには毛が逆立つ思いをしたので、スマホホルダーを新しいものにしよう、これからも落ちても大丈夫なスマホを使おう、と心に誓うのであった。