みんなのケータイ

「Payトリガー」で、スムーズにPayPayを使う

【AQUOS sense5G】

 キャッシュレス決済の便利さにすっかり慣れてしまった筆者は、日常生活における支払いのほぼすべてを、スマートフォン一台で済ませるようになりました。

 おサイフケータイの対応端末を持っていなかったころに「PayPay」を使い始め、対応端末を手に入れてからは「モバイルPASMO」もあわせて使っています。

 そしてある日のこと、モバイルPASMOの使用頻度がどんどん高くなっていることに気づいたのです。「そういえば最近、PayPayをあまり使っていないな……」と。

 理由はとても単純なもので、筆者にとってはモバイルPASMOのほうがスピーディーに使えたから。

 コンビニでの会計を例に挙げてみましょう。PayPayの場合は、ホーム画面からアプリを起動する必要があります。それに対してモバイルPASMOは、レジの読み取り機器に端末そのものをかざせば終わりです。

 こうした理由から、PayPayでの支払いはめっきり少なくなりました。「自分にとって便利なほうを使えばそれでいいのでは」と思われるかもしれませんが、筆者には、このままモバイルPASMOの気楽さに流れていってはいけない2つの理由がありました。

 まずひとつ目は、PayPayが展開している数々のキャンペーンの存在です。

 たとえば「夏のPayPay祭」のようなキャンペーンが今後あったとして、PayPayを使わなければ還元も当然受けられない。「起動が面倒」という理由だけで、おトクさを捨てていいものだろうかと悩みました。ちりも積もればなんとやら、わずかな差であっても大切にしたいものです。

キャンペーンはやっぱり捨てがたい

 そして次の理由は、交通費の精算問題。

 筆者は、仕事とプライベートを特に区別せずモバイルPASMOを利用しています。そのため、私用でモバイルPASMOをがんがん使ってしまうと、1カ月の明細を出したときに、仕事の交通費の記録が大量の買い物データに埋もれてしまい、交通費精算が面倒になります(こまめにメモしておけばいいのにというご指摘は、ここでは聞かなかったことにします)。

 「用途のすみ分け」という点で、PayPayも併用していきたいと思っていたのでした。

月イチの交通費精算は、なるべく楽に済ませたい

 そんな折、AQUOS sense5Gの機能について調べていたら「Payトリガー」という機能を発見。これは、指紋認証センサーを長押しすることにより、任意のアプリをすぐに呼び出せるというものです。今の自分のジレンマに対するソリューションになるかもしれないと感じ、さっそく使うことにしました。

 実はこのPayトリガー、シャープの2020年冬モデル以降のスマートフォンに共通して搭載されている機能。決済系のアプリだけでなく、任意のアプリを起動させることも可能です。

Payトリガーの設定画面

 実際にPayPayを設定して起動してみると、これがなかなかスムーズ。ちょっと疲れていて頭が回っていないときでも、「とりあえず指紋センサーを長押しすればOK」という単純な起動条件は、とてもありがたいものに感じられます。

 また、Payトリガーとは別のショートカット機能として、電源ボタンの長押しで任意のアプリを起動できるという機能もあり、こちらもなかなか便利でした。

【Payトリガー&電源ボタン長押しのショートカット】

 これによってアプリ起動までのプロセスを簡略化することができ、以前のようにPayPayも少しずつ使えるようになってきました。

 一件落着、めでたしめでたし……と思いきや、Payトリガーとはまったく関係のないところで、筆者をPayPayから遠ざけていた理由が見つかりました。それは、「バーコードを店員さんに見せるタイミング」問題です。

 モバイルPASMOであれば、店員さんが商品をスキャンしているときでも決済できます。しかし、コード決済のPayPayは、店員さんの会計作業を止めてしまうケースがあるのです。会計の際に「コード決済で」と伝えたあと、店員さんの作業の様子をうかがいながら「PayPayの準備OKです」という感じで端末をそろりと差し出す……この微妙な攻防(?)が、筆者にとっての心理的なハードルになっていました。

 とはいえ、これは完全に筆者のメンタルの問題。便利なPayトリガーを使って、スマートなキャッシュレスライフを送っていきたいと思っています。

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