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シャオミのスマートウォッチ「Mi Watch」を試してみたら

【Mi Watch】

 スマートウォッチは、この1年半ほどファーウェイから提供していただいた「HUAWEI WATCH GT 2」を使用してきました。Apple WatchやWear OS搭載のスマートウォッチも使ってみましたが、やはり毎日充電が必要なのがめんどうなのと、スマートウォッチ側でいろいろ操作するなら、スマートフォンを使った方が早い。そういった理由から、フル充電なら1週間以上も使用でき、活動データもとれて通知も表示される「HUAWEI WATCH GT2」を使ってきたわけです。

HUAWEI WATCH GT 2(右)からMi Watch(左)に乗り換えようと思ったのですが・・・・・・

 さらに47歳と私もいろいろと健康には気をつけなければならない年代になっており、体重を管理するためにXiaomiの「Mi 体組成計2」を購入しました。体重のほかBMIや体脂肪率が計測でき、そのまま連携させたスマートフォンのアプリで管理できるので便利です。

「Mi 体組成計2」のデータはスマートフォンアプリの「Mi Fit」で管理

 ただ健康を管理できるアイテムが「HUAWEI WATCH GT 2」と「Mi 体組成計2」と別々のメーカーになってしまい、連携させるスマートフォンで管理するアプリも当然別々です。

HUAWEI WATCH GT 2の管理アプリ「ヘルスケア」
Mi 体組成計2の管理アプリ「Mi Fit」

 どちらも同じような機能があるので、2つのアプリをインストールして動作させておくのがムダというか、ちょっと気になります。さらに「HUAWEI WATCH GT 2」の「ヘルスケア」、「Mi 体組成計2」の「Mi Fit」とそれぞれのアプリは、「Google Fit」と連携させることができ、最終的には両デバイスからのデータをGoogle Fitへ統合できます。なので3つの似たようなアプリが同時に動いているわけです。できれば動かすアプリは少なくしたい。

ヘルスケアとMi FitはどちらもGoogle Fitへデータを渡せる

 そんなときにリリースされたのがXiaomi(シャオミ)の「Mi Watch」です。「HUAWEI WATCH GT 2」と同じ丸型のディスプレイで、通常モードなら16日間の連続使用が可能。活動データも同じように取れるので、これなら「Mi 体組成計2」と連携させて、データをまとめられそうです。

丸いディスプレーの「Mi Watch」。発売後すぐに売り切れてしまった。

 幸い「Mi Watch」もXiaomiから提供いただいたので、早速試してみたのですが、「Mi Fit」と連携ができません。説明をちゃんと読んでみると、「Mi Watch」と「Mi Watch Lite」のスマートフォン用のアプリは「Mi Fit」ではなく、「Xiaomi Wear」という別のアプリになっています。

 しかも「Xiaomi Wear」と「Mi Fit」にはデータを連係させる機能がないため、取得したデータをまとめることができません。さらに「Xiaomi Wear」には「Google Fit」との連携機能もありません。

Xiaomi WearでMi Watchの管理はできるが、Mi 体組成計2とは連携しない

 これは大誤算。「Miスマートバンド5」は「Mi Fit」を使用するので、同じメーカーのウェアラブルデバイスなら同じアプリで管理するだろうと思い込んでいました。ちゃんと調べてから入手しないとダメですね。というかなぜこんな仕様になっているのでしょうか?

 スマートウォッチとしての性能や機能は申し分ない「Mi Watch」ですが、そのアプリだけでしかデータを活用できないのは、かなりマイナスポイント。しばらくは「HUAWEI WATCH GT 2」の使用に戻りそうです。

「Mi Watch」は、ほかの機能や性能は申し分ないだけに残念

 というわけでメーカーを合わせることで、使用アプリをまとめる作戦は失敗しました。今後はグローバルでは発売されている「Mi スマートバンド6」が、国内でもリリースされたらそれに乗り換えるか・・・・・・またはファーウェイから体組成計を出たら(こちらもグローバルでは発売されている)乗り換えるか、どちらかに統一してみようと思います。