みんなのケータイ

はじめての5G端末は、驚異のバッテリー保ちが自慢の「AQUOS sense5G」に

【AQUOS sense5G】

 楽天モバイルでeSIMを入れ替え放題になったことや5Gの話題が持ちきりだったことから、「そろそろ5G端末か?」と「Rakuten Big」の購入を考えていたが、楽天モバイルの5Gエリアが、次の端末の買い替えまでの間に、自分の居住地に拡大しそうにないなぁと考え、あきらめることにした。

 その代わりに購入したのが「AQUOS sense5G」だ。

 「AQUOS sense5G」は、「みんなの5Gスマホ」というだけあって、主要3キャリアで取り扱われているし、SIMフリー版もある。今回、筆者は機種変更の時期と重なったことから、ソフトバンク版を選んだ。一括購入で4万3200円。5Gスマホとしては安価な部類に入るのではないだろうか。

 さて、いざ開封の儀。SIMカードをスロットに挿入する。SIMトレイは爪を引っ掛けて開けるタイプなのでSIM取り出しツール(SIMピン)は同梱されていない。

AQUOS senseシリーズのSIMスロットは、爪を引っ掛けて引き出すタイプのものが多い。そのため、SIMピンが付属しない。SIMピン愛好者としては、少しだけ残念な気持ちになる

 電源を入れ、最低限の設定のみ済ませたところで、アンテナのアイコンを確認する。「5G! 5G!」と心の中で叫んでいたが、開封した新宿駅のすぐそばにもかかわらず表示は「4G」。なんでや。しかも、隣に座っている家人の新しい5G端末には、しっかりと5G表示が見える。なんでや。

新宿という絶好のロケーションであるにもかかわらず、なぜかアンテナ横の表示は「4G」

 とはいえ、負けず嫌いなので、家人がスピードテストを始めたのを見たら、自分もやらずにはいられない。グーグルの検索窓に「スピードテスト」と入れて「インターネット速度テスト」を開く。

 すると、どうしたことか、それまで4Gだったアンテナ横の表示が5Gに変わったではないか。テスト中も5G表記のまま。それなりのスピードを記録した。端末まで負けず嫌いか。

特別な操作をしていないし場所の移動もしていないのに、スピードテストを検索したら「5G」に切り替わった

 なお、ワイモバイルのSIMカードを挿入している別の端末で同時にスピードテストを実施したところ、そちらは下り速度が60Mbps程度だった。上りでは大差なかったが、「低遅延」が謳い文句なだけあって、レイテンシーの差はかなりあった。対戦型ゲームをする人であれば、この低遅延は、かなりありがたいのかもしれない。

「速いぞ5G」ということで、下りがいっとき200Mbpsを超えたが(左)、155.7Mbpsで落ち着いた(中)。4G回線と比べると、レイテンシーの差が際立つ(右)

 AQUOS senseシリーズ初の5G端末だが、もちろんそれ以外にいくつもの特徴がある。そのひとつが「1週間の電池持ち」。4570mAhの内蔵バッテリーと省エネが自慢のIGZOディスプレイのおかげで、1日1時間で1週間の電池もち、連続では13時間の動画視聴ができるというのだ。

 実をいうと、購入した当日は設定の変更などでかなりいじったのだが、その後は忙しくなってしまい、1日のうち数分間触る程度。それ以外は箱の中に入れっぱなしで、ときどき飼い猫が箱にぶつかって、エモパーがしゃべる、という具合だった。つまり、買ってきた当日に満充電にしただけで、その後はほぼ放置してしまったのだ。

 そして本稿を書くためにあらためて箱を開けてみたところ、まだエモパーは生きており、バッテリー残量は18%。10日間も断食させられたのに、なんて健気な子……。

実際に画面を表示させていたのが3時間少しだというのもあるが、電池持ちにびっくり。エモパーを黙らせておけば、もっと長持ちさせられるだろう

 災害への備えに、モバイルバッテリーを用意しておくのはスタンダードだが、こういうバッテリー持ちのよいスマホを選ぶのもありなのでは? と、311の日に思ったのであった。

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