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Apple Watch Series 6ユーザーなら「血中酸素ウェルネス App」をチェックしておきたい!
【Apple Watch Series 6】
2021年3月1日 06:00
最近、血中酸素飽和度を測定できるパルスオキシメーターを持っている人、買った人の話を耳にする機会がありました。
ひとつは過去に新型コロナウイルスに感染してしまった方で、肺をやられてしまい、常に酸素ボンベを携帯しながら鼻から酸素を吸引し続けていらっしゃる方です。酸素を供給されながらも、常にかなりの深呼吸し続けないといけないようで、とても呼吸が苦しそうでした。その方が指先に挟んで使うタイプのパルスオキシメーターを携帯していました。
もうひとつは実家です。どんな形態のものかは知りませんが、万が一、新型コロナウイルスに感染したのときのために「あったら安心かな?」という理由で買ったというのです。
パルスオキシメーター、体温計とともに必須アイテムになるのかな? と考えたとき思い出したのがApple Watchのとある機能。Apple Watch Series 6で可能になった「血中酸素ウェルネス App」です。
「血中酸素ウェルネス App」とは、血液中に取り込まれた酸素のレベルを測定できるApple Watchの機能で、センサーが新しくなったApple Watch Series 6から利用できる機能ですね。
酸素レベルとは赤血球で運ばれる酸素の割合で、値としては95〜99%が標準だとされているようです。体調を知るうえでの指標の1つになります。
Apple Watch Series 6では、裏蓋クリスタルにある赤と緑のLEDと赤外線LEDを照射し、反射光の量をフォトダイオードで読み取って血液の色を解析して算出されているそうです。
バックグラウンド測定をオンにしておくと、ユーザーが動いていないとき、随時自動的に測定してくれます。あえて測定したいときは、Apple Watchでアプリを起動し、実行するだけ。結果はiPhone側の「ヘルスケア」アプリからチェックします。
血中酸素ウェルネス App による測定は医療用としては使えないため、パルスオキシメーター代わりに使おうというのはおすすめできません。とはいえ、手首につけているだけで寝ている間も含め、勝手に測定していてくれるというのはありがたいですね!
せっかくなのでApple Watchの「血中酸素ウェルネス App」の使い方を確認し、バックグラウンド測定を有効にしておいて、ふだんの自分の酸素レベルを習慣をつけておくのは自分の健康状態を把握するうえで悪くないと思います。
医療用ではないですが、「いつもの自分」と比べてどうかという視点で見ることで、体調管理に使えそうです。就寝中も自動的に記録してくれるので、もしかしたら睡眠時無呼吸症候群の疑いに気づくきっかけにもなるかもしれません。
実際、いびきを記録してくれるアプリ「いびきラボ」のデータと「取り込まれた酸素のレベル」を比べてみました。完全一致ではないですが、いびきをかいている期間は酸素レベルが低いかもしれない、と思わせる箇所がいくつも見られました。目覚めると100%になるようです。やはりいびきはないほうがいいですね。
Apple Watch以外のスマートウォッチでも、測定できるものはあるようなので、この機会にご自身の製品ではどうやって測定しているのか、どこで見られるのか確認しておきましょう。