みんなのケータイ
一眼カメラとスマホをつないで写真を転送
【iPhone SE(第2世代)】
2020年11月19日 06:00
記者としてよく利用するのがデジタルカメラ。とりわけ、コンパクトでありながらレンズ交換式カメラのメリットも享受できるミラーレス一眼カメラを多用しております。
さて、筆者愛用のカメラ「Canon EOS M3」。2015年に発売された機種です。タッチパネルの画面の角度が調整でき、レンズの方に向ければセルフィーも撮影できる便利なカメラです。
カメラのお話は僚誌デジカメ Watchなどをご覧いただくとして、今回はスマートフォンとの連携機能をご紹介します。
スマホ転送で連携作業
Webメディアである弊誌ケータイWatchですが、速報記事を出す際に、現場の人間と編集部の人間が連携して作業をすることがあります。
たとえば、現場で撮影したデータを編集部に送信して、その写真を使って速報を出す場面。この場合、大抵はスマートフォンのカメラで撮影した写真を上げることが多いです。
ただ、いくら高性能とはいえ高倍率ズームを鮮明に撮影するためには、どうしてもデジタルカメラのズームレンズが欠かせません。
そういった場合、これまではカメラとノートパソコンをケーブルで繋いでパソコンに写真を転送し、その写真をスマートフォンのテザリング経由で送信するという作業を経なければならず、けっこう大変です。
そこで、最近はカメラに搭載されている画像転送機能を利用することにしています。
スマホへWi-Fiで画像転送
「Canon EOS M3」には、Wi-Fiでスマートフォンと接続し、撮影データを転送する機能があります。
方法は、カメラがWi-Fiのアクセスポイントとなり、そのアクセスポイントにスマートフォンから接続します。
その後は、スマートフォンの専用アプリから、転送したい画像を選択して転送するだけ。慣れれば数分で完了します。
スマートフォン用に縮小されたデータやオリジナルデータも転送できるため、用途にあわせた画像データを転送できます。
Bluetooth転送もあるが不安定……
「Canon EOS M3」に限らず、今ではいろいろなカメラがスマートフォン転送機能を搭載しています。
筆者が持つほかのカメラにも、スマートフォンに転送できる機能がありますが、そちらはBluetoothで転送する機能です。
ただ、残念ながらBluetooth接続が安定せずに、よく失敗してしまいます。特に、大容量のオリジナルデータを転送する場合、Bluetoothでは力不足で、転送に時間がかかってしまいます。
その点、Wi-Fi接続だと、容量10MBのオリジナルデータでも数秒で転送できるため、なにかと便利です。
ただ、Wi-Fiの場合カメラの電力消費が多くなってしまう欠点があります。取材などフル充電して使える場合は利用しやすそうですが、旅先などでは不安に思うときがあります。
とはいえ、美しい風景を撮影できたらいち早くSNSでシェアしたいと思うのが現代人。今後もさまざまな場面で活躍してほしいです。