みんなのケータイ

人生初のスマホ紛失、無事に再会を果たすまで

 先日、スマートフォンを無くしてしまいました。これまでは、どんなに酔っぱらっていても外出先で携帯電話を紛失したことはなかったため、少しショックでした(画面がバキバキに割れていたことはある)。

 スマートフォンをなくした当日のスケジュールは、羽田空港を出発して新千歳空港、那覇空港を経由して羽田空港へ向かう(戻る)というもの。なお、途中の空港で外に出る予定はなく、限られた場所にしか訪れなかったことで、幸いにも無くしたスマートフォンは当日中に回収でき、何事もなかったかのように帰宅できました。

(参考)スマートフォンを無くした当日の筆者の移動

 羽田空港発は8時。出発前のラウンジ内と機内で朝から酒を飲み続けており、新千歳空港に到着した9時30分の時点ですでにいい気分に。新千歳に到着後も、ラウンジ内でビール(サッポロクラシック)を飲み続けていたため、注意力も明らかに下がっていたのかもしれません。

 那覇空港に到着し、飛行機を降りた直後、スマートフォンが1台足りないことに気が付きます。もしや機内に忘れてしまったのでは……と思いましたが、そもそも機内で触った覚えがありません。

 ここで登場するのが、Androidの「端末を探す」機能。この機能自体は何年も前から提供されており、自宅内でスマートフォンを見失ったときに、音を鳴らすのによく使っていました。実際に外出先で活用したのは初めてな気がします。

 さっそく手持ちのスマートフォンで無くしたスマートフォンの居場所を検索してみると、マップのピンは新千歳空港に。しかし、筆者のスマートフォンは電源が入っていないか、機内モードなど電波を受信できない状態になっているようで、最新の位置情報ではないようです。

無くしたスマホを探してみると、現在地から2000km以上離れた場所に。成田から台北の距離ともそんなに変わらないが、この距離でも一応日本国内なのだ

 少しキニナルのは「マップ タイムライン経由で」の文字。筆者はGoogle マップのタイムライン機能も愛用していますが、ここでもその情報が使われていたのかと関心しました。

 筆者は11時には新千歳空港を離れているため、ここでようやく北海道にスマートフォンを忘れ、沖縄にやってきてしまったことに気が付きます。どうやら、筆者とスマートフォンは2000km以上も引き離されてしまったようです。

 新千歳空港の忘れ物問い合わせ窓口に電話をしてみたところ、届いているとの回答を得られ、ひと安心。新千歳空港では、携帯電話が落とし物として届いた場合、電源は切られてしまうようです。

 問い合わせ時には、スマートフォンの特徴と空港内で滞在した場所、搭乗便を尋ねられ、航空会社のラウンジに忘れたかも、とも伝えたのですが、実際には搭乗口付近のトイレで見つかっていました。確かにトイレには行ったけど、行ったこと自体を忘れていました……。

 スマートフォンが届けられていても、場所が場所なので、どうやって引き取るかという問題も。直接受け取りか着払いでの発送に加え、今回筆者が利用したANAの場合、同社が就航しているほかの空港にも届けてくれるとのことで、当日中に羽田空港に戻ることを伝え、羽田空港にスマートフォンだけを送ってもらうことに。

 羽田空港に到着後は、指定されたカウンターでスマートフォンを受け取り、無事に再会。ほぼおサイフケータイ専用で利用していたので、手元に戻らないとモバイルSuicaを利用できず帰りが面倒ですが、当日中に手元に戻ってきて本当に良かったです。新しいモバイルSuicaを発行するか、現金を使って帰宅するか、一時はどうなることかと思いましたが、これで無事に空港から帰宅できます。

案内されたスペシャルアシスタンスカウンターを訪れ、無事にスマホを回収。結果として、無くしたスマホは羽田と新千歳を往復しただけとなった

 この件で「もうスマホはなくさないぞ」と心に決めましたが、人生2度目の携帯電話紛失はその後すぐ、1カ月以内に発生してしまいました。無くした場所はよりによって、また新千歳空港。気づいた頃には札幌に向けて移動していたため、今回は取りに戻りました。二度あることはなんとやら、と言いますが、今後は落とし物にはさらに注意していきたいところです。幸いなことに3度目はまだ発生していません。

人生2度目のスマホ紛失も、なぜか前回と同じ新千歳空港となってしまった。今回は気付くのが早かったため、リアルタイムの位置情報が表示されたが、この後、電源は切られ防災センターに保管されることに