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Xperia 1 IIで動画編集、そこで活躍するのはあのアプリ

【Xperia 1 II SO-51A】

 NTTドコモから発売された「Xperia 1 II SO-51A」を購入して、主に写真や動画撮影で使用しています。特に動画撮影にはかなり期待して購入したのは、前回お伝えしたとおり。外出先などでサッと高画質な動画を撮れるのには満足しています。

動画撮影に活用しているXperia 1 II

 ただ写真と違って、動画は撮ったものをそのままYouTubeやSNSへアップできません。撮り始めなどは、不要なシーンが映り込んでいたりするのでカットしたいし、複数の動画をつなぎ合わせて1本の動画として編集したものをアップしたいところ。

 そこでXperia 1 IIで動画編集が行えるよう、Adobeの「Premiere Rush」をインストールしました。Premiere Rushは無料でも使えますが、無料版の場合は書き出しが3回までで、利用できるクラウドストレージが2GBまでといった制限があります。

公式サイトのサポート端末にXperia 1 IIはリストアップされていませんでしたが、インストールできました。

 自分は「Creative Cloudコンプリートプラン」を契約しており、そのなかにはPremiere Rushの利用も含まれているので、追加料金なく利用できます。

 Premiere Rushは、かなり本格的な動画編集作業ができるアプリで、必要な部分のカットや別の動画とつなぎ合わせるのはもちろん、動画と動画のつなぎ合わせにエフェクトをかける「トランジション」やタイトルやテロップを入れる機能もあります。さらにボイスオーバー機能も用意されているので、編集中の動画へ音声をアフレコもできます。

Premiere Rushで撮影した動画を並べてつなぎ、不要な部分をカット
アフレコ機能もあるので、その場でナレーション入れもできます

 これだけ機能が豊富なので、1分程度の「短い動画」なら撮影から編集そしてYouTubeやSNSへのアップまでXperia 1 IIでオーケーです。ただし「短い動画」としているのにはワケがありまして・・・・・・やはりスマートフォンの画面サイズでタッチだけの操作では、作業しにくいんですよね。

 動画のトリミングする位置を指定したり、テロップの文字を打ったりといった作業は、やはり大きい画面でキーボードやマウスを使った方が断然速いです。なので1分くらいの短い動画なら、編集作業もそんなに多くないので、なんとかこなせますが5分や10分以上の動画となると、作業時間が増えて逆に大変です。

テロップ入れは文字も小さくちょっとやりにくい

 ですがPremiere Rushは、自分がパソコンで動画編集に使用しているソフト「Premiere Pro」との連携機能もあり、これが便利。Xperia 1 IIのがPremiere Rushで編集中のデータはクラウドストレージに保存され、パソコンで起動したPremiere Proで読み込めます。

パソコンのPremiere Proから同じ編集データが利用できます

 なので尺の長い動画は、Xperia 1 IIのPremiere Rushでトリミングやつなぎ合わせる順番、テロップを入れる位置などを大雑把に決めて編集しておき、帰宅してからパソコンのPremiere Proで細かな編集作業をするといった工程ですすめられます。

動画編集はやはりパソコンのほうが作業しやすい

 しかもこれまではパソコンで動画編集をする場合、素材となるデータをパソコンにコピーする作業なども必要でしたが、素材もクラウドストレージにアップされているので、その手間も省けます。

 ちなみにドコモの契約プランは「5Gギガホ」にしてあり、現在データ量無制限キャンペーン中。なので、データ通信量を気にせず、データサイズの大きい動画をモバイル通信でクラウドストレージへアップできます。5Gスマホは動画を主目的で使っているユーザーとの相性バッチリですね。

 ただ、自分のXperia 1 II、動画を録っていると10分ほどで熱ダレして撮影できなくなるケースが頻発しています。4KではなくフルHD(30fps)での撮影、しかもエアコンの効いた屋内でも発生しているので、なにか改善策はないかと考えているところです。

端末が熱をもって撮影ができなくなる現象が頻発しています