みんなのケータイ
Apple Watchの電池持ちが気になる。ならば、こうすればいい。
【Apple Watch】
2020年7月6日 06:00
本当に今更ですが、Apple Watchにハマってしまいました。
筆者も携帯業界の端くれ、Apple Watchはそのうちちゃんと使わなければと考えていたのですが、メインのスマホがiPhoneではなくAndroidだったり、そもそもApple Watchの価格はスマートウォッチとしては比較的割高だったりと、試すには少々ハードルが高く2015年の発売以降、ここまでタイミングを見失って使ったことがなかったのです。
そんな高いApple Watchですが、実は2017年モデルのSeries 3なら約2万円から購入することが可能になっています。
今更約3年前のモデルを買っても……と最初こそ考えもしたのですが、今までに何本ものスマートウォッチを使ってきて「結局、時間と通知のチェックにしか使わなくなる」経験を何度もしているため、Apple Watchについても「おまけでApple Payも使える」くらいのものと割り切って、まずは安価なもので試してみることにしました。
定番ですが、スマホを取り出さずに改札を通ったり支払を済ますことができるApple Payは便利です。
まだまだコロナ禍の中、できる限り外出は減らそうと買物に出れば両手が塞がるような買物になることは珍しくなく、そんなときにスマホや財布を取り出さずに会計を済ませられるのはApple Watchを買ってみて良かったと最初に感じたメリットです。
そして移動中などの音楽再生環境はiPhone + Apple Music。
これもポケットからスマホを出さず選曲を行ったりボリューム調整が行えるのも便利です。
この機能自体はメインのGalaxy Note10+とGalaxy Fitの組み合わせでもできますし、過去にもWearOS搭載のスマートウォッチなどでも使ってきた機能なので、初めての経験でもないのですが、特に選曲に関してはiPhone + Apple MusicにApple Watchを組み合わせた状態では、これまでのどの組み合わせよりも便利に使えています。
しかしながら、そんなApple Watchにも「活動量計」として致命的な弱点が存在するのも事実。
電池持ちが短く、朝から身につけ夜まで充電できないと、帰る頃には電池残量が10%を切っていることも珍しくありません。
Galaxy FitとS Healthの組み合わせで特に気に入っている「睡眠記録」に対応しないため、同様のことを行うには「Sleep Cycle」や「Auto Sleep」といったアプリを利用しなければなりません。
Apple Payの便利さや音楽再生のコントローラーとして、そして優れたUIで通知などのチェックのしやすさも気に入った矢先、スマートウォッチ・ウェアラブルデバイスに求める活動量計としてはあと一歩及ばないと考えていたところ、先日開催されたWWDC2020で今秋リリース予定のwatchOS 7から睡眠記録に対応することが発表されました。
これで機能としてはGalaxy Fitなど筆者がほかに所有する、活動量計を売りにした機種に並ぶどころか、Apple Payなどを加味すればApple Watchの方がメリットの多い優れた一本になる見込みが立ちました。
ですが、肝心の電池持ちだけはGalaxy Fitなどには劣っているため、やはりApple Watchで睡眠記録が行えるとしても、24時間以上、欲を言えば2~3日は充電不要になってくれないと厳しそうです。
しかしすっかり惚れ込んでしまったApple Watchを普段の生活から切り離すのは嫌だったので、力技で解決することにしました。
Apple Payに音楽再生のコントローラー、さらには日々のジムでのトレーニング記録など筆者自身がアクティブに動き使う時間帯は、より快適なApple Watchを使うようにすればいいと。
お試しで買ったSeries 3に加え、Series 5の44mmモデルを追加で購入。
これで昼間は動作が軽快、画面が大きく通知も見やすいSeries 5を使い、帰宅後はSeries 3とバトンタッチすることで充電の回数を減らしつつ、電池持ちの心配もなくなりました。
あとは期待のwatchOS 7の睡眠記録が愛用中のGalaxy Fitを超えられるかどうか次第。
完全に沼にハマっている気がします。