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Galaxy S10の「画面タッチをロック」がドラクエウォークにピッタリな件

【Galaxy S10 SCV41】

 Galaxyシリーズのスマホには、ゲームをより快適に楽しむためのアプリが搭載されています。「Game Launcher」という名称で、少なくともGalaxy S8時代からは標準アプリ的な位置付けになっています。

 おもな機能は、ゲームアプリの集約表示。10~20個というレベルでゲームをインストールしている場合、スマホのアプリ一覧画面を占有する割合も高くなってしまいますが、Game Launcher内にだけゲームアプリを表示できるため、もろもろの煩雑さを回避できます。

「Game Launcher」のメイン画面。プレイ動向をゲーム単位で把握できます

 そしてもう1つ、全ゲームの音声出力を1タップでミュートできる機能。これも超便利機能です。多くのゲームは、スマホでマナーモード設定していても、音楽・効果音が鳴り続けます。電車乗車時などに消したい場合、ゲームアプリ側で1つ1つ設定すればいいのですが、設定メニューが深い階層にあったりして、なにかと面倒です。

ゲームアプリの起動アイコンが、このように集約

 しかしGame Launcherメイン画面のアイコンをタップするだけで、Game Launcherが管轄する全ゲームの音声出力設定をトグルできます。かといって、サブスク系音楽アプリには設定が影響しません。

 Game Launcherについては、2017年10月に一度執筆しているのですが、それから約2年が経過したこともあり、UIや機能は大刷新されました。上述の2機能はほぼそのままですが、他のGalaxyユーザーのプレイ動向(プレイヤー数やプレイ時間)を把握することができるようになっています。ゲーム系のチャットアプリ「Discord」との接続も可能です。

 一方で、肝心のゲームプレイ中に、サポート的に利用できる機能は、以前の「Game Tools」から「Game Booster」へと名称が変わりました。端末温度やメモリ残量を監視して、“自動”で端末パフォーマンスを調整する機能が柱ですが、プレイ動画の録画や、プッシュ通知の一時制限なども行えます。

ゲーム起動中は、通知パネルに「Game Booster」の呼び出しボタンが表示

 UI的にかなり目立つ位置に「画面タッチをロック」の機能があります。ただ私、この機能の意味がまったく分からず。完全にスルーしていた……のですが、ようやく気付きました。これは位置ゲーをやる人向けの機能なんですね。

「Game Booster」のメニュー。かなり目立つ位置に「画面タッチをロック」のアイコンがある

 きっかけは、「ドラゴンクエストウォーク」をプレイしたことでした。このゲームでは、プレイヤー自身が歩いている際に、ゲーム内で自動戦闘・自動回復を行なう設定がありますが、有効なのはあくまで画面がオンの時だけ。スリープ状態の時は、ゲームが一時停止状態になってしまいます。

 しかし「画面タッチをロック」をオンにしておくと、画面はオンのままで、画面の明るさを極力抑えてくれます。また特定のアイコンをドラッグ(スワイプ)しないと、同機能は解除されないため、スマホをポケットに入れた状態での誤タッチがかなり抑えられます(ただし電源ボタンは動作しているため、押せばスリープ状態へ移行する)。

「画面タッチをロック」が有効化された状態の画面。うっすら実画面が表示されていますが、フレームレートなどは抑えられている模様

 恐らく、こうした挙動は「ハリー・ポッター:魔法同盟」のような位置ゲー全般に有効かと思います。「Pokemon GO」については、最近は「いつでも冒険モード」のおかげで不要なのかも?

 いずれにせよ、現状の 「ドラゴンクエストウォーク」では、「画面タッチをロック」はかなり効果的。歩きスマホをしないためにも、ガンガン使っていきます。