みんなのケータイ

簡単にARを楽しめるアドビの新しいアプリを使ってみた

【iPhone 11 Pro】

 前回書いた、「iPhone 11 Pro」でときどき通信ができなくなる問題

 「iPhoneで通話後にモバイル通信サービスを一時的に利用できなくなる場合がある問題を解決」と、「モバイルデータ通信を一時的に利用できなくなる場合がある問題に対処」を含む、「iOS 13.2.2」へアップデートしたら、無事解消しました。周りで同じようにつながらくなることがあると言っていた友人も、同様にアップデートしたら解消されたようなので、もし同じトラブルにあっている人がいたら、ぜひアップデートを試してみてください。

 無事解消されたのはとても良かったのですが、今ひとつすっきりしないのは問題の原因がはっきりしないこと。トラブルはごくごく稀で、わざわざ告知するほどではないのかもしれませんが、今やライフラインとなっているスマホで通信ができなくなるって、あってはいけないトラブルだと思うので、キャリアやメーカーには今後のためにも、なんらかの情報を公開してほしいところ。

 ちょうど入院中の家族の具合が悪くて、SNSの家族グループで頻繁に連絡を取り合っていた時期で、ときどきつながらなくなる(そしてそのことに気づかないことがある)のは本当に困った……という、ごく個人的な理由もあるのですが、この場を借りてお願いしたいです。

話変わって「AR」

で、話は変わって、今回書きたいのは「AR」のことです。カメラを使って現実世界に3DCGのオブジェクトをあわせて表示できるARですが、今やいろいろなアプリに実装されています。アップルも「ARKit」というフレームワークを公開していて、最新の「ARKit 2」では、2台の端末で同じオブジェクトを楽しむといったこともできるようになっています。筆者は開発者ではないので、これで「いろいろと面白いAR対応アプリがでてきたらいいなぁ」くらいに思っていたのですが、先日アドビからこのARKit 2に対応した「Adobe Aero」というアプリがリリースされて、自分でも何か作ってみたいという気持ちがむくむくとわき上がってきました。

 「Adobe Aero」はプログラミングの知識ゼロでARコンテンツが作れるアプリで、オブジェクトの配置場所や大きさの変更、タッチしたら回転するみたいな動きをつけたりといったことが、びっくりするぐらい簡単にできます。

 アプリ内にはあらかじめいろいろな3Dモデルが「スターターアセット」として用意されていて、これらのオブジェクトに動きをつけるだけでも楽しいですが、さらに楽しいのは自分で作った3Dモデルとか、2Dのデータも読み込んで配置できるということ。

 もし自分がクリエイターなら、自分で作ったキャラクターなどをARコンテンツ化できるので、めちゃくちゃ楽しいと思います。またカメラロールに保存されている写真を配置することもできるので、筆者のような素人でも自分で撮った写真とスターターアセットにあるフレームを組み合わせて、展覧会のようなARコンテンツを作ることができました。

 ARコンテンツって楽しいけど、家具を配置して試すみたいな実用的なもの以外は、一度試して「わぁすごい!」と言って終わり……となることが多かったのですが、自分で作れるとなるとまた違うものですね。